
K2 Plusよりも「コンパクト」で「低価格」な3Dプリンターとなっています。
本記事では、K2 Proの特徴をくわしく解説していきます。
K2 Proのスペック・仕様
※赤字は相違点
| K2 Pro | K2 Plus | |
| 印刷方式 | 熱溶解積層方式(FDM) | 熱溶解積層方式(FDM) |
| 造形サイズ | 300×300×300 mm | 350×350×350 mm |
| 機械サイズ | 445×477×573 mm | 495×515×640mm |
| 重量 | 23.7kg | 35Kg |
| 最大印刷速度 | ≤600mm/s | ≤600mm/s |
| 最大加速度 | ≤20,000mm/s² | ≤30,000mm/s² |
| 印刷精度 | 100 ± 0.1 mm | 100 ± 0.1 mm |
| 積層ピッチ | 0.05 – 0.3 mm | 0.05 – 0.3 mm |
| エクストルーダー | デュアルギア ダイレクトドライブ方式 | デュアルギア ダイレクトドライブ方式 |
| ノズル径 | 0.4mm | 0.4mm |
| ノズル最高温度 | 最大300 ℃ | 最大350 ℃ |
| ヒートベッド温度 | 最大110℃ | 最大120℃ |
| チャンバー温度 | 最大60℃ | 最大60℃ |
| ファイル転送方法 | USB ドライブ / イーサネット / Wi-Fi | USB ドライブ / イーサネット / Wi-Fi |
| 内部ストレージ | 32GB EMMC | 32GB EMMC |
| 言語 | 英語 / ドイツ語 / スペイン語 / フランス語 / イタリア語 / ポルトガル語 / ロシア語 / トルコ語 / 日本語 / 韓国語 / 中国語 | 英語 / ドイツ語 / スペイン語 / フランス語 / イタリア語 / ポルトガル語 / ロシア語 / トルコ語 / 日本語 / 韓国語 / 中国語 |
| RFIDセンサー | 〇 | 〇 |
| 定格電圧 | 100-240V AC 50/60 Hz | 100-240V AC 50/60 Hz |
| ディスプレイ | 4インチカラータッチスクリーン | 4.3インチカラータッチスクリーン |
| 対応フィラメント | PLA / PETG / PET / ABS / ASA / PLA-CF / PA-CF / PPA-CF | PLA / PETG / PET / ABS / ASA / PLA-CF / PA-CF / PPA-CF |
| AIカメラ | 〇 | 〇 |
| 停電復旧機能 | 〇 | 〇 |
| フィラメント絡まり検知 | 〇 | 〇 |
| 空気清浄機(フィルター) | 〇 | 〇 |
| CFS | 対応 | 対応 |
| スライサーソフト | Creality Print 6.0 以降 | Creality Print 5.0またはそれ以降のバージョン |
Creality K2 Proの主な特徴【6選】
低価格

Creality K2 Proは、低価格設定になっています。
先に販売されているK2 Plusは「$1,499」ですので、日本円ですと、およそ220,000円前後します。
ところが、K2 Proは、「$1,168」で販売されています。日本円ですと、およそ170,000円前後となります。
K2 Plusがハイエンドクラスになっているのに比べて、K2 Proがミドルクラスとなっていることで、ややお値打ちな設定になっています。
加えて、キャンペーンをやっていることがありますので、現在の価格を一度チェックしてみてください↓
実用的なサイズ感
Creality K2 Proは、実用的なサイズ感になっています。

ワークサイズは「300×300×300 mm」ありますので、業務向け3Dプリンターのサイズ感となっています。

一般的な家庭向け3Dプリンターは、250mm以下が一般的です。
256mm角のプリンター:Bambulab P2Sってどんな機械?
これだけのボリュームがあれば、モデルを分割せずに大きいモデルをプリントできますし、小さいモデルをたくさん並べて量産化することも可能です。

ちなみにK2 Plusは「350×350×350mm」、K2は「260×260×260mm」となっています。
家庭向けでは、小さすぎるということがありますが、K2 Proであれば、サイズが広いので安心して利用することができます。
よりワークサイズが小さい機種に「Creality Hi」という機種があります。
関連記事:Creality Hi Comboってどんな機械?
最大16色

K2 Proは、K2 Plusと同じく、最大16色のマルチカラーに対応しています。
CFS(Creality Filament System)を併用すれば、フィラメントの切り替えや補充が自動で行われます。
CFSが1台の場合には、4色プリントが可能です↓。キレイにプリントできます。

CFSを4つ接続することで、16色のプリントが可能です。
また、専用サポート材といった支援フィラメントでも利用することが可能です。
関連記事:手でカンタンに剥がせる「専用サポート材フィラメント」を使ってみた!
フィラメント管理機能

「K2 Pro」は、RFIDに対応しています。
フィラメントのボビンに取り付けられえた「RFIDタグ」で、樹脂の情報を取得することができます。。
Creality純正のフィラメントには、RFIDタグが取り付けられているので、ソフトで同期すれば、フィラメントの種類を判別してくれます。

こんな感じ↓で、パネルに目のマークが表示されていれば、RFIDで読み取れている状態となっています。やっぱり楽で便利ですね。

選ぶ手間を減らすことができるのは良いですね。
また、自動補充機能もあります。同じ種類のフィラメントがセットしてあれば、材料が切れてしまっても、継続してプリントを行ってくれます。材料を最後まで使いきれますし、何よりプリントが中断されるのを防げるので、かなり使える機能です。

フィラメントをチューブに挿入すると、自動で送り込まれます。引き抜きを行ってみても、スムーズな排出ができました。チューブに入れる時に使えることもありましたが、コツを掴めば大丈夫でした。

ちなみにこのCFSは、乾燥機能はありません。中に乾燥剤を置くスペースは確保されています。

ナイロンといった特に湿気対策が必要なフィラメントは、強力乾燥剤を使うといいと思います。
多数のフィラメントが使える

K2 Proは、多くの種類のフィラメントを使うことができます。
ノズル温度は、300 ℃。ビルドプレートは110℃まで出力できるので、ABSやASA・PAなどもプリント可能となっています。
ABSやASA、PPA-CFといったフィラメントを使うためには、庫内の温度を高く保つ必要がありますので、「ヒートチャンバー」が搭載されています。

ヒートチャンバーは、庫内の右奥に設置されています。ヒーターを入れると、しっかりと温かい風が出てきます。

ちなみにノズル・プレート温度は、K2 Plusより低めになっています。
ノズルは「ユニコーンクイックスワップノズル」です。複数の金属が組み合わさっていて、耐久性の高いノズルが使われています。

レンチを使う必要はありますが、取り外しもカンタンです。付属のレンチで回せば、取ることができます。映像ではフロントカバーを外していますが、外さなくても大丈夫です。

高速プリント

K2 Proは、速度「最大600mm/s」、加速度「最大20,000mm/s²」となっています。
K2 Plusの加速度が「最大30,000mm/s²」なので、それよりは劣りますが、業界ではトップクラスです。
3DBenchyのモデルでは、1つあたり「10分」でプリントすることができます。
高い静音性
3Dプリンター動作中は、2種類の音があります。1つは「ファンの回転音」で、もう1つは「駆動音」です。

ファンの回転音は音量が大きいものの、響く音ではありません。扉が閉まっていれば、影響は少ないです。

問題になるのは、もう片方の「駆動音」です。
エクストルーダーの移動音や、ビルドプレートが上下する音は、地面や壁を伝って伝わってしまいます。K2 Proは、地面に響くような音が、これまでよりも抑えられている気がしました。
もし音が大きい場合には、Creality Printのソフトで速度調節すれば、音量を下げることができます。画面の静かなというボタンを押せば、音量を減らすことができます。

通常速度で騒音量を測ってみると、およそ「55dBから64dB」付近となりました。

ファンの回転量によって増減しますが、数値で見ると一般的な値でした。体感とはやや違って、劇的に騒音量が抑えられているというわけではないようです。
次は、布製のエンクロージャーのカバーを締めて計測してみました。およそ「50dBから55dB」付近でした。結構効果はありました。

手ごろなカラーディスプレイサイズ

K2 Proのディスプレイは、「4インチカラータッチスクリーン」となっています。
K2 Plusは「4.3インチ」なので、それよりもやや小さめになっています。
フルオートレベリング

K2 Proは、面倒なキャリブレーションをする必要がありません。
ノズルと、プレートの高さ・間隔の調整は、自動で行われます。それにより、調整間違い・ミスが起きにくくなります。
AIカメラ

K2 Proは、「AI監視カメラ」を搭載しています。
プリントが失敗してしまった場合、イチ早く異常を検知して、停止します。
また遠隔からプリント状況を確認したり、タイムラプスの機能も搭載しています。
初期セットアップがカンタン!

K2 Proは、初期セットアップを簡単に行うことができます。
エンクロージャー(外装部)がすでに組みあがっている状態なので、組み立て作業は不要です。
パネルの取り付けや、ネジの取り外しなどはありますが、始めやすくなっています。

