これまで、日本語は非対応でしたが、このバージョンから日本語に対応しました。それ以外にも、色々なところが変更されています
本記事で分かること
・ 使い方、各機能の説明
・ 旧バージョンからの変更点
Creality Print 対応機種
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ダウンロードとインストール
まずインストールはCrealityのウェブサイトにアクセスして、ダウンロードします↓
対応するOSを選択します。今回はWindowsを選択します。するとファイルがダウンロードされますので、ファイルを実行します。
もしファイルが見つからない場合は、エクスプローラーでダウンロードフォルダー内を確認してみてください。
ウィザードが表示されたら「次へ」をクリックします。
「同意する」をクリックします。
インストール先を確認し、「次へ」をクリックします。
インストールするコンポーネントにチェックを入れ、インストールボタンをクリックします。特にこだわりがなければ、そのままインストールボタンをクリックします。
「完了」ボタンをクリックします。ソフトが起動しますので、そのまま待ちます。
言語を選択する画面が表示されます。このバージョンから、日本語を選べるようになったので、今回は日本語を選択します。
「OK」ボタンを押すと、プリンターを選択する画面が表示されます。追加したいプリンターにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。複数台登録することも可能です。
↑現在のところK1、K2 Plus、K1、K1max、CR-10、Ender-3 V3 Plus、SE、KEなど、最近の機種を選ぶことができます。
すると、このような画面になります↓。パッと見、Bumbu Studioに似ている気がしました。K2 Plusがマルチカラー対応なので、機能的に似てしまうのかもしれませんね。
あと、新規でインストールする場合は大丈夫ですが、アップデートした場合は、前のバージョンが残っています。
アンインストールする場合は、「設定→アプリ→インストールされているアプリ」で、旧バージョンをアンインストールすることができます。
↑前のバージョンで作ったパラメーターを消したくない場合は、しばらく残しておいた方がいいかもしれませんね。
大きく変わった!画面の構成について
画面の構成について解説していきます。
バージョン4と比べると結構変わりましたね。あと、画面の右端ですが、ちょっと切れちゃっています。カーソルを合わせると幅を変更することができます。
それでは各画面の説明をしていきたいと思います。バージョン4からの変更点も解説できればと思います。
①プリンター設定
左上のアイコンをクリック→プルダウンをクリックします。
プリンターの追加ボタンをクリックすると、プリンターを追加した画面を表示することができます。
ペンマークをクリックします。
各プリンターの設定を確認・変更することができます。
左側の項目には、追加したプリンターの一覧が表示されます。
また、タブごとに設定ジャンルが分かれていいます。例えばG-code、ノズル系サイズ、速度の変更をすることができます。
最新バージョンでは、例えば真鍮、硬化鋼、ステンレスのようなノズルの種類も、選択できるようになっていますね。
詳細設定のトグルをオンにすると、さらに細かい設定を変更することができます。
設定を変更したら、名前をつけて別名で保存することができます。ただ、元からあるデフォルトのパラメーターには上書き保存することはできません。
↑テンプレートがごちゃごちゃにならないように仕様変更されました。これは管理しやすくていいですね。
②プレート設定
続いて、ビルドプレートについてです。バージョン4と比較すると、結構リアルになっています。
画面左上の、プレートアイコンをクリックすると、増やすことができます。
こんな感じで何度も押すとどんどん増やすことができます。
それぞれのプレートに、モデルを配置することができますので、モデルが複数ある場合には、1つのファイルで管理できるので便利です。
③ツールバー
上のツールバーはモデルを編集するための機能が並んでいます。モデルのサイズや向き、個数や分割などの編集はこれを使います。
マルチカラーにも対応したので、色編集などもできます。それぞれの機能の詳細については、今回は割愛します。また別の動画でご紹介できればと思います。
④フィラメントテンプレート設定
次はフィラメントのテンプレートを確認していきます。
画面左上のクリアリティのロゴマークをクリックし、ツール、フィラメントを管理するを選択します。
この画面ではフィラメントごとの設定、例えばノズル温度やファンの速度、リトラクトなどのベースとなる設定をすることができます。
左側の項目にフィラメントのテンプレート名が表示されます。種類がかなり増えています。
タブを切り替えると、ファン、Gコードなどの設定をすることができます。
詳細設定のトグルをオンにすると、細かい設定項目まで表示されます。
↑基本的にはテンプレートのまま使えば問題になりにくいですが、探求したい方はこれらの項目を調整することになります。
また、デフォルトのパラメーターに、上書き保存することはできません。別名で保存しておきます。
⑤フィラメント設定
フィラメントの設定方法を解説します。
画面右上の、フィラメントの種類をクリックします。※初期値はPLAになっています。
プルダウンをクリックすると、一覧が表示されます。
右側には、ノズルの温度、テーブルの温度が表示されます。
色の部分をクリックすると、好きな色を選ぶことができます。使うフィラメントの色に合わせておくと分かりやすいです。
K2 PlusのオプションであるCFSがある場合は、この同期ボタンをクリックすると、フィラメントの種類や色が自動で同期されます。
↑実際にセットされているフィラメントを、自動で読み取ってくれます。
フィラメントの種類を増やしたい場合は、+(プラス)ボタンを押します。-(マイナス)ボタンを押すと、減らすことができます。
シングルノズルであれば1つでいいんですが、CFSではマルチカラーに対応しているので、数を増減できます。
ちょっと切れていて見にくいですが、歯車マークをクリックします。
全てのフィラメント一覧表が表示されます。
使わないフィラメントにもチェックは入っていますので、使う分だけにチェックを入れておくと、フィラメントの表示数を減らすことができ、すっきりします。
⑥オブジェクト設定
続いて、その下のオブジェクトについて説明します。
ここには、開いているモデルデータの情報が表示されます。
↑どのプレートに何のファイルが載っているかといった情報が表示されます。
例えば、モデルが密集してしまうと、どのモデルがあるか分かりにくいですが、オブジェクト欄を見るとどのモデルが存在しているかを把握しやすくなります。
また、目のマークをクリックすると対象のモデルを非表示にすることもできます。
色のマークをクリックすると、モデルに好きな色を割り当てることができます。実際に使うフィラメントの色に合わせておくと見た目にも分かりやすくなります。
⑦プロセス設定
続いてはその下のプロセス部についてです。
ここは、パラメーター値を調整する場所です。
↑例えば、積層ピッチやインフィル、プリント速度など、多岐に渡る項目の調整をすることができます。
グローバルを選択するとプルダウンメニューが表示され、あらかじめ用意されているテンプレートを選択することができます。
↑前のバージョンよりもテンプレート数が増えていて、レイヤーの高さ0.2mm以外にも0.25mm、0.32mmなども準備されています。
また、検索アイコンをくりっくすると、検索窓が表示されます。※画面が切れている場合は、マウスで表示幅を広げてください。
↑ここに検索したいワードを入力すると、その項目の場所を表示してくれます。
例えば「壁」と入力すると外壁や内壁などの設定項目の候補を表示します。
↑調整項目がどこにあるか分からない場合や項目名だけ先に分かっている場合は、探せるので便利です。ただ、怪しい日本語もありましたので、うまく検索できないワードもあると思います。
側面のタブは、「品質、強さ、速度、サポート」などのようにジャンルごとで分けられています。
↑旧バージョンではワード表記でしたが、アイコン表記に変わっています。
また、このアイコンをクリックすると詳細の項目を表示することができます。
↑表示される項目数が増えすぎるので、慣れないうちは、非表示にしておいた方がいいかもしれません。
数値を変更した場合は保存をします。その場合はフロッピーアイコンをクリックします。好きな名前に変更し、OKボタンをクリックします。
確認してみると、ユーザー構成欄に追加されました。ここでもデフォルトのパラメーターには上書き保存されないようになっています。
⑧スライス処理・プレビュー画面
それでは、3つ目のスライス処理プレビュー画面について解説していきます。
画面下の上矢印マークをクリックすると、「スライスプレート」と「全てをスライス」が表示されます。
「スライスプレート」を選ぶと選択しているプレートだけを、「全てをスライス」を選ぶと全てのプレートがスライスされます。
プレビュー画面はこんな感じです↓。スクロールバーをスライドさせると各レイヤーを確認することができます。
また、画面下にある横スクロールをスライドすると表示されているレイヤーの書き順を追うことができます。
左上には、プリント時間やフィラメントの使用量が表示されます。
その下のプルダウンをクリックすると、速度、構造、フィラメント、レイヤーの高さといったように視点を切り替えて評価することができます。
この機能は、旧バージョンにもありましたが、見やすくなっています。
左端にはそれぞれのプレートのモデルが並んでいます。モデルを選択するとプレビューを確認することができます。
⑨プリント処理・デバイス管理
それでは、4つ目のプリント処理デバイス管理について解説していきます。
プリントする際は、画面下のLANイン札の横にある上矢印をクリックします。
Wi-Fiであれば「LAN印刷」、USBメモリであれば、「ローカルにエクスポート」、クラウドであれば「Creality Cloudにアップロードする」を選びます。
Creality Cloudは、アカウントを取得すればプリントすることは可能です。
また、デバイスの詳細画面はこんな感じです↓。エクストルーダーを移動させたり、ファンを回転させるといったコントロールをすることができます。
カメラがあれば、プリントを確認することができます。
撮ったタイムラプス映像は、左下のエクスプローラーに保管されています。
ノズル温度、ビルドプレート、チャンバー温度の推移を確認することも可能です。
この辺りは旧バージョンと大きな違いはなさそうでした。