【日本語対応】Creality Print バージョン5.1の使い方・操作説明・新機能・仕様を解説!

皆さんは「Creality Print」というスライサーソフトを使われますでしょうか?

 

これまで、日本語は非対応でしたが、このバージョンから日本語に対応しました。それ以外にも、色々なところが変更されています

 

本記事で分かること

・ Creality Print Ver5.1ダウンロードとインストール
・ 使い方、各機能の説明
・ 旧バージョンからの変更点

 

Creality Print 対応機種

Creality Printに対応している、主な機種は以下の通りです。※一例です。

 

 

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動画で見る

本記事は、動画でも視聴することができます↓

 

Ver5.1 おすすめ機能【11選】

おすすめ新機能を集めました↓ こちらも参考にしてください。

 

ダウンロードとインストール

ダウンロードとインストール方法を、解説します。

 


まずインストールはCrealityのウェブサイトにアクセスして、ダウンロードします↓

Creality ダウンロードサイト

 

対応するOSを選択します。今回はWindowsを選択します。するとファイルがダウンロードされますので、ファイルを実行します。

Creality Print_Ver5.1_ソフトダウンロード

 

もしファイルが見つからない場合は、エクスプローラーでダウンロードフォルダー内を確認してみてください。

 

ウィザードが表示されたら「次へ」をクリックします。

Creality Print_Ver5.1_セットアップウィザード

 

「同意する」をクリックします。

Creality Print_Ver5.1_同意する

 

インストール先を確認し、「次へ」をクリックします。

Creality Print_Ver5.1_インストール先選択

 

インストールするコンポーネントにチェックを入れ、インストールボタンをクリックします。特にこだわりがなければ、そのままインストールボタンをクリックします。

Creality Print_Ver5.1_コンポーネント

 

「完了」ボタンをクリックします。ソフトが起動しますので、そのまま待ちます。

Creality Print_Ver5.1_完了

 

言語を選択する画面が表示されます。このバージョンから、日本語を選べるようになったので、今回は日本語を選択します。

Creality Print_Ver5.1_日本語選択画面

 

「OK」ボタンを押すと、プリンターを選択する画面が表示されます。追加したいプリンターにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。複数台登録することも可能です。

Creality Print_Ver5.1_機種選択

↑現在のところK1、K2 Plus、K1、K1max、CR-10、Ender-3 V3 Plus、SE、KEなど、最近の機種を選ぶことができます。

 

すると、このような画面になります↓。パッと見、Bumbu Studioに似ている気がしました。K2 Plusがマルチカラー対応なので、機能的に似てしまうのかもしれませんね。

Creality Print_Ver5.1_起動画面

 

あと、新規でインストールする場合は大丈夫ですが、アップデートした場合は、前のバージョンが残っています。

 

アンインストールする場合は、「設定→アプリ→インストールされているアプリ」で、旧バージョンをアンインストールすることができます。

Creality Print_Ver5.1_アンインストールプリ

↑前のバージョンで作ったパラメーターを消したくない場合は、しばらく残しておいた方がいいかもしれませんね。

 

 

大きく変わった!画面の構成について

画面の構成について解説していきます。

 

バージョン4と比べると結構変わりましたね。あと、画面の右端ですが、ちょっと切れちゃっています。カーソルを合わせると幅を変更することができます。

Creality Print_Ver5.1_画面右端が切れる

 

それでは各画面の説明をしていきたいと思います。バージョン4からの変更点も解説できればと思います。

 

①プリンター設定

左上のアイコンをクリック→プルダウンをクリックします。

Creality Print_Ver5.1_プリンターの追加

 

プリンターの追加ボタンをクリックすると、プリンターを追加した画面を表示することができます。

Creality Print_Ver5.1_機種選択

 

ペンマークをクリックします。

Creality Print_Ver5.1_ペンマーク

 

各プリンターの設定を確認・変更することができます。

 

左側の項目には、追加したプリンターの一覧が表示されます。

Creality Print_Ver5.1_プリンター設定

 

また、タブごとに設定ジャンルが分かれていいます。例えばG-code、ノズル系サイズ、速度の変更をすることができます。

Creality Print_Ver5.1_タブ

 

最新バージョンでは、例えば真鍮、硬化鋼、ステンレスのようなノズルの種類も、選択できるようになっていますね。

Creality Print_Ver5.1_硬化鋼、ステンレスノズル

 

詳細設定のトグルをオンにすると、さらに細かい設定を変更することができます。

Creality Print_Ver5.1_詳細設定トグル

 

設定を変更したら、名前をつけて別名で保存することができます。ただ、元からあるデフォルトのパラメーターには上書き保存することはできません。

Creality Print_Ver5.1_名前を付けて保存プリセット

↑テンプレートがごちゃごちゃにならないように仕様変更されました。これは管理しやすくていいですね。

 

②プレート設定

続いて、ビルドプレートについてです。バージョン4と比較すると、結構リアルになっています。

Creality Print_Ver5.1_プレートの違い

 

画面左上の、プレートアイコンをクリックすると、増やすことができます。

Creality Print_Ver5.1_プレートの追加

 

こんな感じで何度も押すとどんどん増やすことができます。

Creality Print_Ver5.1_プレートを追加削除

 

それぞれのプレートに、モデルを配置することができますので、モデルが複数ある場合には、1つのファイルで管理できるので便利です。

 

 

③ツールバー

上のツールバーはモデルを編集するための機能が並んでいます。モデルのサイズや向き、個数や分割などの編集はこれを使います。

Creality Print_Ver5.1_ツールバー

 

マルチカラーにも対応したので、色編集などもできます。それぞれの機能の詳細については、今回は割愛します。また別の動画でご紹介できればと思います。

 

④フィラメントテンプレート設定

次はフィラメントのテンプレートを確認していきます。

 

画面左上のクリアリティのロゴマークをクリックし、ツール、フィラメントを管理するを選択します。

Creality Print_Ver5.1_ツール→フィラメントを管理する

 

この画面ではフィラメントごとの設定、例えばノズル温度やファンの速度、リトラクトなどのベースとなる設定をすることができます。

Creality Print_Ver5.1_フィラメントを管理する

 

左側の項目にフィラメントのテンプレート名が表示されます。種類がかなり増えています。

Creality Print_Ver5.1_メニュー

 

タブを切り替えると、ファン、Gコードなどの設定をすることができます。

Creality Print_Ver5.1_フィラメント管理_タブ

 

詳細設定のトグルをオンにすると、細かい設定項目まで表示されます。

Creality Print_Ver5.1_フィラメント管理_詳細設定

↑基本的にはテンプレートのまま使えば問題になりにくいですが、探求したい方はこれらの項目を調整することになります。

 

また、デフォルトのパラメーターに、上書き保存することはできません。別名で保存しておきます。

Creality Print_Ver5.1_保存

 

⑤フィラメント設定

フィラメントの設定方法を解説します。

 

画面右上の、フィラメントの種類をクリックします。※初期値はPLAになっています。

Creality Print_Ver5.1_フィラメントの種類を選択

 

プルダウンをクリックすると、一覧が表示されます。

 

右側には、ノズルの温度、テーブルの温度が表示されます。

Creality Print_Ver5.1_フィラメントの温度

 

色の部分をクリックすると、好きな色を選ぶことができます。使うフィラメントの色に合わせておくと分かりやすいです。

Creality Print_Ver5.1_カラー・色を設定

 

K2 PlusのオプションであるCFSがある場合は、この同期ボタンをクリックすると、フィラメントの種類や色が自動で同期されます。

Creality Print_Ver5.1_CFS同期ボタン

↑実際にセットされているフィラメントを、自動で読み取ってくれます。

 

フィラメントの種類を増やしたい場合は、+(プラス)ボタンを押します。-(マイナス)ボタンを押すと、減らすことができます。

Creality Print_Ver5.1_+-ボタン

シングルノズルであれば1つでいいんですが、CFSではマルチカラーに対応しているので、数を増減できます。

 

ちょっと切れていて見にくいですが、歯車マークをクリックします。

Creality Print_Ver5.1_歯車マーク

 

全てのフィラメント一覧表が表示されます。

Creality Print_Ver5.1_フィラメントテンプレート一覧

使わないフィラメントにもチェックは入っていますので、使う分だけにチェックを入れておくと、フィラメントの表示数を減らすことができ、すっきりします。

 

 

⑥オブジェクト設定

続いて、その下のオブジェクトについて説明します。

 

ここには、開いているモデルデータの情報が表示されます。

Creality Print_Ver5.1_オブジェクト設定

↑どのプレートに何のファイルが載っているかといった情報が表示されます。

 

例えば、モデルが密集してしまうと、どのモデルがあるか分かりにくいですが、オブジェクト欄を見るとどのモデルが存在しているかを把握しやすくなります。

 

また、目のマークをクリックすると対象のモデルを非表示にすることもできます。

Creality Print_Ver5.1_目のマーク表示、非表示

 

色のマークをクリックすると、モデルに好きな色を割り当てることができます。実際に使うフィラメントの色に合わせておくと見た目にも分かりやすくなります。

Creality Print_Ver5.1_色を変更

 

⑦プロセス設定

続いてはその下のプロセス部についてです。

 

ここは、パラメーター値を調整する場所です。

Creality Print_Ver5.1_プロセス部

↑例えば、積層ピッチやインフィル、プリント速度など、多岐に渡る項目の調整をすることができます。

 

 

グローバルを選択するとプルダウンメニューが表示され、あらかじめ用意されているテンプレートを選択することができます。

Creality Print_Ver5.1_プロセス部テンプレート

↑前のバージョンよりもテンプレート数が増えていて、レイヤーの高さ0.2mm以外にも0.25mm、0.32mmなども準備されています。

 

 

また、検索アイコンをくりっくすると、検索窓が表示されます。※画面が切れている場合は、マウスで表示幅を広げてください。

Creality Print_Ver5.1_検索サーチ

↑ここに検索したいワードを入力すると、その項目の場所を表示してくれます。

 

 

例えば「壁」と入力すると外壁や内壁などの設定項目の候補を表示します。

Creality Print_Ver5.1_検索候補

↑調整項目がどこにあるか分からない場合や項目名だけ先に分かっている場合は、探せるので便利です。ただ、怪しい日本語もありましたので、うまく検索できないワードもあると思います。

 

側面のタブは、「品質、強さ、速度、サポート」などのようにジャンルごとで分けられています。

Creality Print_Ver5.1_ジャンル別タブ

↑旧バージョンではワード表記でしたが、アイコン表記に変わっています。

 

また、このアイコンをクリックすると詳細の項目を表示することができます。

Creality Print_Ver5.1_プロセス部詳細ボタン

↑表示される項目数が増えすぎるので、慣れないうちは、非表示にしておいた方がいいかもしれません。

 

数値を変更した場合は保存をします。その場合はフロッピーアイコンをクリックします。好きな名前に変更し、OKボタンをクリックします。

Creality Print_Ver5.1_保存ボタン

 

確認してみると、ユーザー構成欄に追加されました。ここでもデフォルトのパラメーターには上書き保存されないようになっています。

 

 

⑧スライス処理・プレビュー画面

それでは、3つ目のスライス処理プレビュー画面について解説していきます。

 

画面下の上矢印マークをクリックすると、「スライスプレート」と「全てをスライス」が表示されます。

Creality Print_Ver5.1_スライスプレート、すべてをスライス

 

「スライスプレート」を選ぶと選択しているプレートだけを、「全てをスライス」を選ぶと全てのプレートがスライスされます。

 

プレビュー画面はこんな感じです↓。スクロールバーをスライドさせると各レイヤーを確認することができます。

Creality Print_Ver5.1_プレビュー画面

 

また、画面下にある横スクロールをスライドすると表示されているレイヤーの書き順を追うことができます。

 

左上には、プリント時間やフィラメントの使用量が表示されます。

Creality Print_Ver5.1_プリント時間、フィラメント使用量

 

その下のプルダウンをクリックすると、速度、構造、フィラメント、レイヤーの高さといったように視点を切り替えて評価することができます。

Creality Print_Ver5.1_速度、構造、フィラメント、レイヤーの高さ

この機能は、旧バージョンにもありましたが、見やすくなっています。

 

左端にはそれぞれのプレートのモデルが並んでいます。モデルを選択するとプレビューを確認することができます。

 

 

⑨プリント処理・デバイス管理

それでは、4つ目のプリント処理デバイス管理について解説していきます。

 

プリントする際は、画面下のLANイン札の横にある上矢印をクリックします。

Creality Print_Ver5.1_プリント、印刷

 

Wi-Fiであれば「LAN印刷」、USBメモリであれば、「ローカルにエクスポート」、クラウドであれば「Creality Cloudにアップロードする」を選びます。

Creality Print_Ver5.1_LAN印刷、ローカルにエクスポート

Creality Cloudは、アカウントを取得すればプリントすることは可能です。

 

また、デバイスの詳細画面はこんな感じです↓。エクストルーダーを移動させたり、ファンを回転させるといったコントロールをすることができます。

Creality Print_Ver5.1_デバイス管理画面

 

カメラがあれば、プリントを確認することができます。

Creality Print_Ver5.1_カメラ撮影

 

撮ったタイムラプス映像は、左下のエクスプローラーに保管されています。

Creality Print_Ver5.1_タイムラプス

 

ノズル温度、ビルドプレート、チャンバー温度の推移を確認することも可能です。

この辺りは旧バージョンと大きな違いはなさそうでした。

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