フィラメントの乾燥・保管ならこれ!EIBOS PolyPhemusとEURUSを使ってみた!

みなさんは、フィラメントの湿気対策をしていますか?

 

対策がされていないと「印刷中にプチプチ水分が弾ける音がする」「フィラメントが折れやすくなる」「糸が大量に発生する」のといった症状が起きます。

 

せっかくプリントするのであれば、文句ない仕上がりで完成させたいですよね。

 

そこで今回は、EIBOSさんのフィラメント乾燥機や保管ツールを試してみましたので、ぜひ参考にしてください。

 

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必ず知っておきたい!EIBOS Polyphemusの特徴!

それでは、Polyphemusの特徴を解説していきます。

 

 

自動回転機能が搭載

特徴の1つ目は、「360°自動回転機能」が搭載されている点です。

 

少しずつ小刻みにスプールが回転していきます。ただの従動ローラーではなく、自動回転させるモーターが内蔵されています。

 

乾燥中このボタンを押すと、一定間隔で自動回転するようになります。自動回転することで、均一に加熱乾燥させることができます。

EBIOS_ポリふぇむす操作画面

 

また、回転方向は一定ではなく、逆回転にもしてくれます。結構細かい動きもやってくれますね。

 

ちなみに、スペアの回転ローラーは、予備用のものが同梱されていました。

ポリフェムス予備品

 

 

自動保持モード搭載

特徴の2つ目は、「湿度保持モード」が搭載されている点です。

 

庫内の温度センサーが常にモニターをしています。

ポリフェムス庫内

 

目標温度をあらかじめ設定しておけば、「自動的に加熱して、目標の湿度になるまで稼働」をしてくれます。

 

やり方もカンタンで、まず「オフボタン」を押すと自動保持モードに切り替わります。「歯車マーク」を押すとモードに入り、「温度レベルを変更」することができます。

 

また、カバーの上部には通気口が用意されていて、口をひねると開閉することができます。

EIBOS PolyPhemus 通気口

 

保管時にはシャッターを締めて、乾燥時には開けておくといいです。

 

この部分に乾燥剤を入れることができます。シャッターを閉めれば、より効果は高くなります。

EIBOS PolyPhemus 乾燥材入れるところ

 

乾燥力をより強めたい場合は、「強力乾燥剤」を使うのもおすすめです。

 

最大80℃まで出力可能

特徴の3つ目は、最大80℃の温度出力ができる点です。

 

一般的なフィラメント乾燥ドライヤーと比べても、かなり高温まで出力できます。ナロンやポリカーボネートなどのの乾燥も可能です。

EIBOS PolyPhemus 80℃

 

Bambulabのカーボンフィラメントの乾燥時間を確認すると、80℃で12時間ほどを推奨していますので、この辺りの要件を満たすことができます。

 

3つのパワーモード搭載

特徴の4つ目は、3つのパワーモードが用意されている点です。

 

ボタンを操作すると、このようなファンのアイコンが、3パターン変化します。

 

「フルパワーモード」にすると、水分を素早く除去することができます。主にナロンやポリカーボネート、カーボンフィラメントに利用できます。

 

また、「低パワーモード」は出力が弱めですので、熱変形しやすいPLAなんかが向いています。

 

「ミドルパワー」は、ABSやPETG、TPU、ASAあたりの温度体が推奨されています。

 

また、冬場であれば周辺音が低いため、あえてフルパワーモードにしてあげるといいと思います。

 

3kgフィラメントに対応

3kgフィラメントに対応しています。

 

同梱されている拡張キットを取り付ければ、使うことができます。わざわざキットを買い足す必要はありません。

 

拡張キットを取り付けるとこのように少し高さが出ますが、あまり気になりません。3kgフィラメントを使わない方でも、最初に取り付けちゃっても良さそうです。

3kgフィラメント用キット

 

また、1kgのフィラメントスプールを2つ収納できるのもいい点です。

 

Bambulab のAMS HTは最大85℃の高温度出力できるのは良い点ですが、スプールは1つしか収納できません。

 

この辺りは使様用途によって変わりますが、85℃の温度出力もいらないという方は、Polyphemusの方効率的に使えます。

 

その他の特徴

テフロンチューブは、天井部の3箇所に差し込み口が用意されています。

天井部テフロンチューブ

 

フロント部は、操作パネルの上の3箇所に差し込むことができます。

フロント

 

そして背面部は、3箇所に差し込むことができます。多くの接続パターンがありますね。

背面部チューブ

 

機器の底面には、ゴム足を取り付けられるようになっています。

底面のゴム足

 

私は最初、セットアップした時に「ゴム足」を取り付けていませんでした。すると、勝手に電源が落ちてしまいました。

 

そしてゴム足を付けたら、全く落ちることもなくなりました。どうやらこの症状は、故障ではなく、高温による安全装置が働いたようです。

 

安全装置があるのは安心ですね。

 

実際に除湿実験をやってみた

続いては、吸湿したTPU-95Aのフィラメントを乾燥させてみます。

 

フィラメントは、Bambulab製品を使います。

 

このようなモデルをプリントしてみます。

テストモデル

 

結果はこんな感じになりました。吸湿している影響で、トラベル時に「糸引き」を起こしています。

吸湿したTPUでプリントした結果。糸引き

 

では、このフィラメントを「60℃」で「5時間ほど」乾燥機にかけてみます。表示は7時間になっていますが、実際は5時間の乾燥を行いました。自動回転もオンにしています。

 

では、乾燥した後のフィラメントでプリントした結果は、こんな感じになりました↓。明らかに糸の数が変わりました。

乾燥後のTPU95

 

比較するとこんな感じです。糸引きの数も減っていますが、円の形もクッキリしています。

乾燥後と乾燥前

 

また反対の面を見てみると、乾燥前の方が荒れている感じがあります。

 

続いて、乾燥前後で重量に差が出るのかを確認してみます。

 

使い差しのPET-Gの重量を測ってみると、およそ689gです。

乾燥前のフィラメント重量

 

こちらも60℃で5時間ほど乾燥させます。

 

再度計測すると、およそ686gとなっていました。わずか3g程度ですが軽くなりました。多少の水分が抜けたのかと思います。

 

真空バッグEIBOS EURUS(ユーラス)が楽すぎた!

続いて、フィラメント真空バッグEURUSを解説していきます。

 

こちらもEIBOSの、乾燥グッズとなっています。

 

フィラメントを真空状態で保管できるツールは、他社でも販売されていますが、EIBOSさんのは便利でした。

 

まずは、こんな感じのよくあるジップロックが同梱されていますので、保管したいフィラメントを入れます。

EURUSジップロック

 

中央のフタを回して取り外します。

 

付属の吸引機を回して取り付けます。最大まで回せば、隙間なく取り付けることができます。

EURUS回して取り付ける

 

ボタンを押せば吸引が始まります。限界まで行けば自動で動作が止まりました。

 

一般的なフィラメント真空パックだと、手動ポンプで空気を抜くことが多いですが、空気の抜き方が甘くなってしまったり、手間がかかってしまいます。

 

手間なくカンタンに空気が抜けるのが良かったです。

 

こんな感じでしっかりと空気が抜けて、真空状態にすることができました。その際は乾燥剤も一緒に入れておくといいです。

真空状態

 

個人的には、水に溶けるサポート材の「PVA」や「TPU」で使いたいと思っています。

 

装置はタイプAのコネクターになっていて、スマホの充電器やパソコンからの電源供給が可能です。

電源コネクタ

 

バックは「PA」と「PE素材」が使われていて、結構厚手で丈夫そうです。二重構造になっていて、空気が漏れにくい構造になっています。

厚手のジップロック

 

使う頻度が少ないフィラメントや高なフィラメントを保管しておくのにおすすめです。