今回は、テキストから3Dモデルを作る「LUMA AI GENIE」を使います。
本記事では、以下のことが分かります。
・ GENIEの基本操作、使い方、注意点
・ 3Dプリントしてみた結果
GENIEの特徴
LUMA AI GENIEの特徴は以下の通りです。
・ 簡単に始められる
・ 操作が簡単
・ 生成が早い
・ アプリインストール不要(ブラウザで実行)
GENIEの注意点
・LUMA AI GENIEの注意点は以下の通りです。
・ 寸法精度を求める場合には、不向き
GENIEの始め方/アカウント登録
① 以下のWEBサイトにアクセスします。
② 右上のログインボタンをクリックします。
③ 「Apple」「Google」「Discord」のどれかを使ってアカウントを登録します。※メールアドレスでは、作成できないようですね。
④ 「username」に任意の名前を入力します。「Submit」ボタンをクリックします。
⑤ ログインすると、以下の画面が表示されます。それぞれの意味は、次の通りです。
⑥ 試しにM5サイズのネジを作ってもらいます。「M5 Bolt」と入力し、「Create」ボタンをクリックします。※ちなみに日本語で入力すると「Create」ボタンが表示されませんでしたので、英語で入力します。
ちなみにプロンプトを入力する際は、↓のようにカンマを使って入力します。
とてもかわいい茶色のネコ: Very cute, brown cat.
⑧ ネジのモデルを4つ生成してくれました。良さそうなものをクリックします。※ およそ20秒程度で生成してくれます。また「Retry」ボタンをクリックすると、再生成します。
⑨ 選択したモデルが表示されます。「共有」ボタンと「メニュー」エリアが表示されます。
⑩ 画面右下のメニューは、以下のような機能があります。
名称 | 機能詳細 | |
① | Make Hi-Res | 高解像度にすることができます。ただし変換に長い時間がかかる場合があります。 |
② | Variations | 再生成します。 |
③ | Download | ファイルをダウンロードすることができます。形式は「3ds Max、3Dprinting、Blender、Cinema 4D、Godot、Houdini、iOS、macOS、Maya、Nuke、Roblox、three.js、Unity、Unreal Engine、VRChat」を選ぶことができます。 |
④ | Retopologize | メッシュのトポロジーを単純化させます。チェックをした状態でダウンロードすると、ファイル容量が小さくなります。サイズは、low、med、highを選択することができます。 |
⑤ | Format | ダウンロードファイルの拡張子を選択します。「fbx」「gitf」「usdz」「blend」「stl」「obj」を選択することができます。 |
⑪ 「Download」ボタンをクリックすると、ダウンロードフォルダにファイルが保存されます。
3Dプリントしてみる
使う3Dプリンターは、「Bambulab A1 mini」です。マルチカラー対応機種です。
① 生成したSTLモデルを、Bambu Studioというスライサーソフトで、開きます。
Bambu Studioについては↓の記事も参考にしてください。
② プリント直後は、こんな感じです↓。ツリーサポートを建て、白とシルバーの2色でプリントアウトしました。
③ サポートもキレイに剥がれて、良い感じにできました!
使用感はどう?
簡単操作
必要以上のボタンや機能は無い分、かなりシンプルで使いやすいと思います。ただし、プロンプトは英語なので、翻訳などの手間はかかるかも。
変な仕上がりになることも
生成していると、たまに↓のような「足や尻尾が切れてる」のように、不自然な仕上がりになっていることもあります。
また、生成されたデータは、3Dスキャナーで撮ったような仕上がりになります。寸法精度が求められるような「パーツ」「部品」にはあまり向かないですね。キャラクター・フィギアなどが向いています。
無料で使える
手軽で、すばやく生成できて、無料で使えるのは、とてもすごいと思います。まだ発展中の生成AIですが、かなり使い勝手は良かったですね。