「K1 と SEが合体している? 」「K1Cのマイナーチェンジ版?」 などの予想がされます。
そこで今回は、Creality K1 SEの特徴を確認しましたので、ご紹介します。
本記事で分かること
・ K1Cとの違いやメリット
・ どれを買うべきか?
K1 SEのスペック表・仕様
スペックの違いは以下の通りです↓ ※ K1Cとの違いは赤色表記
K1 SE | K1C | |
プリントエリア | 220*220*250mm | 220*220*250mm |
製品寸法 | 355*355*482mm | 355*355*482mm |
パッケージ寸法 | 441*441*578mm | 441*441*578mm |
重量 | 10.24kg | 12.4kg |
総重量 | 14.84kg | 16kg |
印刷速度 | ≤600mm/s | ≤600mm/s |
加速度 | ≤20000mm/s² | ≤20000mm/s² |
印刷精度 | 100±0.1mm | 100±0.1mm |
レイヤー高さ | 0.1-0.35mm | 0.1-0.35mm |
エクストルーダー | デュアルギア ダイレクトドライブエクストルーダー | オールメタル・ダイレクトドライブ押出機 |
フィラメント径 | 1.75mm | 1.75mm |
ノズル径 | 0.4mm | 0.4mm |
ノズル温度 | ≤300℃ | ≤300℃ |
ヒートベッド温度 | ≤100℃ | ≤100℃ |
レベリングモード | ハンズフリーオートレベリング | ハンズフリーオートレベリング |
ファイル転送 | USBメモリ、WiFi | USBメモリ、WiFi |
表示画面 | カラータッチスクリーン | 4.3インチカラータッチスクリーン |
AIカメラ | オプション | 〇 |
停電復旧 | 〇 | 〇 |
フィラメント切れセンサー | 〇 | 〇 |
空気清浄機 | × | 〇 |
入力シェーピング | 〇 | 〇 |
LEDライト | 〇 | 〇 |
スリープモード | 〇 | 〇 |
定格電圧 | 100-120V~, 200-240V~, 50/60Hz | 100-120V~, 200-240V~, 50/60Hz |
定格電力 | 350W | 350W |
対応フィラメント | Hyper PLA/PLA/PETG/TPU | ABS, PLA, PETG, PET, TPU, PA, ABS, ASA, PC, PLA-CF, PA-CF, PET-CF |
印刷可能ファイル形式 | G-Code | G-Code |
スライス・ソフトウェア | Creality Print, Cura, PrusaSlicer | Creality Print, Cura, PrusaSlicer |
スライス用ファイル形式 | STL, OBJ, 3MF | STL, OBJ, 3MF |
UI言語 | 英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、イタリア語、トルコ語、日本語、韓国語、中国語 | 英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、イタリア語、トルコ語、日本語、中国語 |
Creality K1 SEの特徴について
外装カバーなどが無くなっている代わりに、価格は$200安くなっていて、リーズナブルになっているようです。
Creality 公式サイトでは、情報が掲載されていますね。
ベースはCreality K1C
基本的には、Creality K1Cがベースになっています。
速度や基本機能は、引き継がれているようです↓
・ プリントエリアサイズ(220*220*250mm)
・ ノズル温度(300℃)、テーブル温度(100℃)
・ 停電復旧有り
・ フィラメント切れセンサー有り
ただ、K1Cから無くなったものもありますね↓
・ エアフィルター無し
・ 温度帯の高いフィラメントは非推奨
また、重量(10.24kg)が軽くなっていて、扱いやすそうです。
エンクロージャー無し
K1 SEは、金属のダイキャストフレームはありますが、エンクロージャー(外壁)がありません。
そのため、ABS・ASA・PA・PCなど、高温度帯のフィラメントが推奨されていません。
ABSやASAをプリントしている最中は、周辺の温度が低くなると、「剥がれ・割れ・変形」が起きやすくなります。
そのため、PLAやTPU、PETGなどの、熱収縮が起きにくいフィラメントがおすすめされています。
もしABSなどを使いたい場合は、K1Cなどの、エンクロージャー付きが良いでしょう。
冷却ファンの変化
K1Cには、3つの強力な冷却ファンが搭載されていました↓
冷却力が高いと、糸引きや造形物表面の荒れを抑えることができます。
ただK1 SEは、冷却ファンが1つになるようです。問題なく冷却できるのかが気になるところですね。
着脱簡単!ユニコーンノズル
ノズルは、複数の材質が合わさったユニコーンノズルです。※↓はK1Cのノズルの写真。
K1Cの時は、取り外しが簡単でしたので、それも引き継いでいると思われます。300℃まで出力可能です。
どれを買ったら良い?
それぞれのメリットとデメリットです↓
メリット | デメリット | |
K1 SE | ・ 低価格 ・ 軽い |
・ ABS、ASA等エンプラ非推奨 ・ AIカメラ非搭載 ・ 空気清浄機無し |
K1C | ・ ABS、ASA等エンプラ利用可 ・ AIカメラ搭載 ・ 空気清浄機有り |
・ 高価格 ・ 重い |
一番のポイントは、「どのフィラメントを使うのか?」です。たとえば初心者の方であれば、扱いやすいPLAやPETGを使うと良いので、K1 SEで良さそうです。また一方で、ABSやASA、PCなどを使っていきたい場合は、K1Cを検討すると良いでしょう。
また、造形エリアサイズの広いものだと、K1 MAXが販売されています。大きいものをプリントしたい場合は、そちらを検討しましょう。