【kaika 1mmノズル】高品質な安定したノズルを販売!どんなメリットがあるの?

みなさんは、ノズルにこだわりはありますでしょうか?

 

kaikaシリーズより「1mm」という穴のデカいノズルが販売されましたので、ご紹介します。

 

この記事で分かること

・ 1mmノズルのメリット
・ 1mmノズルのデメリット
・ kaikaノズルの新技術
・ ノズルのラインナップ・価格

 

kaikaノズルってなに?

「kaika」ノズルとは、テクダイヤが販売している、3Dプリンター用のノズルのシリーズです。ノズルの流動性がしっかり考えられており、品質の高いプリントをすることができます。

【高品質ノズル】kaika 0.6mmノズル(ネジ径、ノズル径には注意)
created by Rinker
【高品質なノズル】kaika真鍮製0.4mmノズル(ネジ径、ノズル径には注意)
created by Rinker

 

1mmノズルのメリット

そもそも1mmノズルを使うメリットは、どういったところにあるのでしょうか?

 

 

短時間でプリントできる

最近はハイスピード機が主流となり、業界標準の0.4mmノズルでも、短時間で造形することができるようになりました。

 

ですが、大きいノズルを使うことでも、短時間でプリントすることができるようになります。

 

今回の1mmノズルは、さらに大きな時間短縮をすることができます。

 

ノズルが詰まりにくい

ノズル詰まりが起きにくくなります。

 

ノズルの排出口が小さいと、コゲ・カス・ゴミなどが外に排出されにくくなります。

 

特に木質・木粉フィラメントや、カーボンファイバーは、ノズル詰まりが起きやすいフィラメントなので、大きいノズルがおすすめになります。

 

 

1mmノズルのデメリット

1mmノズルにもデメリットがあります。

 

糸引きが起きやすい

ノズル径が大きくなると、引き戻しが弱くなり、糸引きが起きやすくなります。

 

糸引きを減らすための対策には以下の方法があります。

・ ノズル温度を下げる
・ 引き戻し(リトラクト)調整をする
・ 冷却力の強い3Dプリンターを使う。

 

※ 糸引きについては、↓こちらの記事もご覧ください。

関連記事:糸引き対処方法

 

細かい部分の表現が苦手

口の大きいノズルは、細かい造形が苦手です。

 

1mmノズルは、1本1本の造形線が太くなるので、トップ面や底面の再現性が劣ります。表面・底面に文字やデザインが施されている場合は、つぶれてしまうこともあります。

つぶれた造形物

 

もしそのような場合は、0.6mmや0.4mm0.2mmなどの、もっと小さいノズルの方が向いています。

 

積層痕が目立ちやすい

大きいノズル径を使うと、積層ピッチを厚めにすることができます。逆に、細かくするのも難しくなります。

 

厚めにすると、層が目立ってしまうので、見た目に影響してきます。

 

そのため3Dプリントしたものを、どのような目的で使うのかが、とても重要になります。

 

テンプレートが用意されていない

0.4mmや0.6mm・0.8mmのノズルは、パラメーターが用意されているケースが多いですが、1mmノズルは限られます。

 

使っている3Dプリンターのスライスソフトを確認し、1mmのテンプレートパラメーターが用意されているかを確認しておきましょう。

 

もし用意されていない場合は、メーカーに問い合わせたり・ご自身で調整するといったことが必要です。

 

 

kaika1mmノズルは、なにがすごいの?

kaikaの1mmノズルは、高度な技術が使われています。

 

ダイスウェルコントロール

ダイ・スウェル(Die Swell)とは、ノズルから「吐出された樹脂が膨らんでしまう症状」のことです。

 

このダイスウェルを、しっかりコントロールできないと、太い線が排出されたり、不安定になります。

 

そこでkaikaは、「2mm」の長いストローク(ストレート部)が設けられています。これによりダイスウェルをコントロールして、安定した吐出をを行えるようです。

 

砂時計

kaika1mmノズルでは、流動性が高い設計になっています。

 

これまでのkaikaでも、↓のように30℃のテーパー形状によって、流動性が保たれていました。

 

ですが、kaika1mmでは、さらに滑らかな形状になっており、より流動性が保たれています。

 

ノズル詰まりなどの不具合が起きそうな箇所を、さらに発生しにくい形状に変更されていますね。

 

これなら、まるで砂時計のように、サラサラと淀みなく落下していきそうです。

 

 

ラインナップ・価格について

「kaika 1mm」ノズルは、いくつかのラインナップが用意されています。

 

2024年7月31日より、販売が開始されています。

 

型番 材質 互換プリンター
kaika6a0 真鍮 Prusa・Ender他
kaika8a0 真鍮 Prusa・Ender他
kaikaS6a0 真鍮 Prusa・Ender他
kaikaS8a0 工具鋼 Prusa・Ender他

 

現在の価格は、↓からご確認ください。

 

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