その中でも、「Meshy」というAIツールをまとめていきます。
この記事で分かること
・ Meshyの基本的な使い方
・ 3Dプリントしてみた結果
Meshyでできること
Meshyでは、以下のサービスを提供しています。
● 画像から3Dモデルを生成する(IMAGE TO 3D)
● テクスチャを生成する
● テキストからボクセル素材を生成する(TEXT TO VOXCEL)
● アニメーションの編集
主に、3Dクリエーションに特化したサービスを、利用することができますね。
Meshyのプランについて
● プランについて
無料 | Pro | MAX | MAX Unlimited | ||
① | 料金/年支払い/月額あたり | $0 | $16 | $48 | $96 |
② | 料金/月支払い/月額 | $0 | $20 | $60 | $120 |
③ | 付与ポイント/月 | 200 | 1,000 | 4,000 | 4,000 |
④ | 最大タスク | 1 | 10 | 20 | 20 |
⑤ | 生成データの所有権 | Meshy | 個人 | 個人 | 個人 |
⑥ | APIアクセス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
⑦ | AIテクスチャ編集 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
⑧ | コミュニティモデルのダウンロード | × | 〇 | 〇 | 〇 |
⑨ | アニメーション | × | 〇 | 〇 | 〇 |
● ポイント追加
ポイント | 200追加 | 1,000追加 | 4,000追加 |
価格 | $8 | $32 | $96 |
・ 無料プランで生成したデータの所有権は、個人ではありません
・ 無料プランは、商用利用はできないようですね
・ 年間支払いをした方が、割安で利用することができます。
● ポイントを無料でGETする方法
以下の対応をすると、ポイントを無料でGETすることができます。
「友達を紹介する」「Discordに接続する」「コミュニティに公開する」「クリエイターをフォローする」「Discordで共有する」「ギフトカードを交換する」
Meshyのアカウント登録方法
① WEBサイトにアクセスします。
② Get Started – It’s Freeをクリックします。
③ 「メールアドレス」「Googleアカウント」「Discordアカウント」で登録することができます。メールアドレスを登録すると、6桁のコードが送られてくるので、認証します。
④ 該当するものにチェックを入れて、次へをクリックします。※今回は「趣味」にチェック。
⑤ 該当する職業にチェックを入れて、次へをクリックします。※今回は3DPrintingを選択。
⑥ 会社の規模をチェックします。次へをクリックします。
⑦ meshyを知った方法をチェックをします。
⑧ Proプラン3日間のトライアルに申し込む場合は「Start 3 Day Free Trial」をクリックします。
表示言語を日本語にする方法
① 「Settings」ボタンをクリックします。「Preference」タブをクリックします。「Language」欄で「日本語」を選択します。
② このように日本語に変換されます。
テキストから3Dモデルを生成する
基本操作
① 「テキストから3Dへ」をクリックします。
② 「Prompt」欄に指示文を入力します。※今回は「Dog in a suit(スーツを着た犬)」と入力します。
③ 「アートスタイル」欄で好みのものを選択します。
スタイルは、以下のものを選択することができます。
スタイル表記(英語) | 日本語 | |
① | Auto | 自動 |
② | Realistic | 現実的/リアル |
③ | Cartoon | 漫画 |
④ | Sculpture | 彫刻 |
⑤ | Low-poly | ローポリゴン |
⑥ | PBR | 物理ベースレンダリング |
④ 「Generate」ボタンをクリックします。※1回生成すると5クレジット消費します。
⑤ 「Generation…」が表示されます。※およそ1分ほどで、生成することができます。
⑥ 4パターン生成されました。
⑦ 「もう1度生成する」をクリックすると、違うパターンで再生成することができます。
⑧ 編集・ダウンロードしたいモデルをクリックします。
⑨ 選択すると、右側にプレビューが表示されます。「ダウンロード」ボタンをクリックします。
⑩ ファイル形式を選択し、「ダウンロード」ボタンをクリックします。※ファイル形式は、「fbx」「obj」「glb」「usdz」「stl」「blend」を選ぶことができます。
⑪ ダウンロードフォルダにファイルが保存されます。
⑫ ドラゴンのobjファイルを、Fusion360で開いたところです↓しっかりデータになっていますね。
否定条件(ネガティブプロンプト)を使う
① 「ネガティブプロンプト」のトグルをオンにします。するとプロンプト入力欄が表示されるので、除外したい条件を入力します。例えば特定の色や、形などを入力します。例)red color, corner
以前と同じものを生成したい場合
① 「コピーアイコン」をクリックします。「Copy prompt」と「Copy seed」の文字が表示されます。
② Copy promptをクリックするとコピーされるので。メモ帳などに残します。またCopy seedをクリックして、シード番号も残しておきます。
③ 「固定シードを使用する」のトグルをオンにし、シード番号をいれます。同じプロンプトを入力して、生成をすると、同じ結果を得ることができます。
仕上がりを良くする(リファイン)方法
① 生成したデータの「開始」ボタンを押すと、リファイン処理が実行されます。
プロンプト入力をするコツ
テキストから3Dモデルを生成するのは、難しそうですよね。
基本的なプロンプトを指示するコツは、↓の3つがあります。
① メインオブジェクトを定義する
メインとなるオブジェクト(キャラクター・人物・動物・もの・建物など)を定義しておきます。例:)馬に乗る人
② スタイルを定義する
オブジェクトのテイスト・スタイルを定義しておきます。例:)リアル、ローポリゴン、ボクセル、お気に入りのゲームなど
③その他の詳細を定義する
オブジェクトの詳細を定義します。例:)超詳細、赤(色)、8K、中世、金
3Dプリントしてみた結果
足部分だけ、白色にしました。
ツリーサポートを剥がせば、できあがりです。
Bambulabの3Dプリンターを使えば、マルチカラープリントも可能です↓
関連記事:【Bambulab A1 mini】徹底レビュー!!
画像から3Dモデルを作る方法
注意事項
使う画像は、以下の点に注意すると良い結果が得られるようです。
・ 1つの画像に1つのオブジェクトにする(複数存在するものは使わない)
・ 背景は白色にする(複雑な背景にしない)
・ 文字などの無関係な情報は削除する。
・ 不適切な画像(有害、不快なコンテンツなど)は使わない
極力シンプルな構成だと良いですね。
操作手順
① 画面左の「画像から3Dへ(Text to 3D)」をクリックします。
② 「画像」欄に、3Dモデル化したい画像をドラック&ドロップします。
③ 丁度いい入力画像が無い場合は、サンプル画像があるので、好みのものを選択して、入力画像にすることもできます。
④ 画像がアップロードされ、自動的に「名前」欄に入力されます。
⑤ 「Mode」をクリックすると、「Organic」か「Hard Surface」を選択することができます。
⑥ 生成時間および消費クレジットが表示されるので、確認してから「生成」ボタンをクリックします。※画像生成は、20ポイント消費します。
⑦ しばらく待つと、生成されたモデルが表示されます。
⑧ 3Dビューワーの下には「Transition(推移)」「PBR Shading」「Albedo」など表示を切り替えることができます。
⑨ 画面右のメニューでは、表示方法などを変更することができます。
メニュー項目 | 値 | |
① | ワイヤーフレーム | オン/オフ |
② | ソリッドモード(Solid Mode) | オン/オフ |
③ | 表示設定 グリッド 統計(Statistics) 自動回転 |
オン/オフ |
④ | アニメーション | |
⑤ | 共有 | |
⑥ | ダウンロード |
プレビュー画面の左上には、レンダリングモードなどの詳細が記載されています。
表示名 | 値 | |
① | レンダリングモード | |
② | Vertices(頂点) | |
③ | Faces(面) | |
④ | Mode | Hard Surface(硬い質感)やOrganicを選択可能 |
⑩ ダウンロードアイコンをクリックします。ファイル形式を選択します。「fbx」「obj」「glb」「usdz」「stl」「blend」を選択することができます。「ダウンロード」ボタンをクリックします。
⑪ ダウンロードフォルダにファイルが保存されます。
モデルをアニメーションにする方法
生成したモデルを、アニメーション化することができます。
注意:この機能は、Pro以上のプランに加入している必要があります。
① 3Dビューワーの「Animation」をクリックします。
② すると以下の画面が表示されます。現在は、人のような「二足歩行」と、犬やネコのような「四足歩行」がサポートされています。今回は、犬なので四足歩行を選択します。「Next」をクリックします。
またアップデートがあれば、増えていくかもしれませんね。
③ 「Rotate」のツマミを動かすと、モデルが回転しますので、「顔が左向き」になるように変更します。また、「Height」のツマミを動かして、影の大きさをモデルと同じくらいにします。「Next」をクリックします。
④ サンプルのように、マーカーの位置をそれぞれ合わせていきます。それぞれのマーカーは、ドラック&ドロップで移動することができます。「Next」をクリックします。
⑤ こんな感じ↓で変更できたら、「Next」をクリックします。
⑥ 1分ほど待つと、動いているアニメーション動画が出来上がりました。自然な動きになっているかを確認します。
⑦ このビューワー画面でも表示設定を変更して、モデルを確認することができます。
⑧ 「ダウンロード」ボタンをクリックして、保存ファイル形式を選択します。「fbx」「glb」「usdz」を選択することができます。