木質フィラメントで色々なものを造形してみる

木質フィラメントでベンチマーク

3Dプリンターでは「木の質感」を立体的に表現することができます。

 

専用の材料を使うことで、オリジナルの「積み木」や「雑貨」なんかを作ることも可能です。

 

今回は木質フィラメントを使って、いろいろなモデルをつくってみます。

 

木質フィラメントの特徴

まずは簡単に木質フィラメントの特徴をご紹介します。

 

1.木質独特の手触りや匂いがある

木質フィラメントは、PLAやABSでは出せない「木の温かみ」のを表現することができます。

木質フィラメントで造形した犬

 

2.ノズル詰まりが起きやすい

他の樹脂と比べて、ノズル詰まりが起きやすい傾向があります。

 

そのため径の大きい0.6mmノズルを使ったり、専用のエクストルーダーを使うなどの対応が必要となる場合があります。

 

3.プラットフォームに定着しにくい

プラットフォームに定着しにくい場合があります。

 

そのため糊を塗布したり、ブリムやラフトを設定すると安定します。

 

4.価格が安い

コンシューマー向けでフィラメントあれば低価格で購入することができます。

 

 

今回つくるモデル

ベンチマーク用や、試験棒形状をつくっていきたいと思います。

木質フィラメントで造形する

 

造形の条件は下記の通りです。

項目 設定値
ノズル径 0.6mm
積層ピッチ 0.3mm
ノズル温度 220℃
プラットフォーム温度 55℃
充填率 15%
サポート材 なし
ノズル詰まりしやすいので、今回は0.6mm径のノズルを使用します。

 

0.6mmノズルのメリットなどは↓の記事を参考にしてください。

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積層痕の違い例

 

造形結果

では順番に結果を見ていきます

 

左は木質で、右はABS(黒)で作った物です。

木質とABSの比較

ABSと違っておもちゃ感がでますね。色の違いがあるものの、印象がかなり変わります。

 

寝かせて撮りました。

木質フィラメントオーバーハング

オーバーハング部はきれいに作られています。0.6mmノズルを使っているので、層は安定して出力されています。

 

底面から撮りました。

木質 底面部

0.6mmノズルのため、1本1本の線は目立っていますね。ですが荒れることなく出力できています。

 

ブロック

駒のようなものを作ってみました。

木質駒

円や曲線部も滑らかに表現されています。

 

ブロック形状です。

ブロック積み木

木の感じがでているので、自作の積み木などを簡単に作ることができそうです。

 

試験棒

試験棒のようなものを作りました。

木質試験棒

 

どれくらいの力を加えると折れるのか、感覚的に試してみます。

木質折れ具合

 

ナイロンとは違って、最終的には折れますね。

木質折ってみた

ところが「パキッ」という感じではなく、少し「しなってから折れる」という感覚でした。

 

もしかするとフィラメントを開封してから少し日が経っていたので、水分を含んでいた可能性がありますので、防湿対策はしっかりした方が良いです。

 

造形してみた感想

造形時に気になったことは下記の通りです。

感想
プラットフォームへの定着はそこそこ良い
木の匂いがする
モデルからラフトが少しだけ剥がしにくい

 

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木質フィラメントの基本情報をまとめましたので、参考にしてください。

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今回使用したフィラメント

Raise3D 合成木質フィラメント