ワークサイズの大きいプリンターは、メリットがあります。そこで本記事では、Neptune 4 MAXの特徴をまとめています。
仕様・スペックについて
Neptune 4 MAX | Neptune 4 Plus | |
造形サイズ | 420×420×480mm³ | 320×320×385 mm³ |
本体寸法 | 658×632×740mm³ | 578×533×640 mm³ |
パッケージサイズ | 790×690×290 mm³ | 705×610×255 mm³ |
本体重量 | 18.1kg | 14.4kg |
総重量 | 21.8kg | 16.65kg |
最大ノズル温度 | 300℃ | 300℃ |
最大ベッド温度 | 85℃ | 100℃ |
最大速度 | 500mm/s | 500mm/s |
最大加速度 | 8000mm/s² | 12000 mm/s² |
使用可能フィラメント | PLA / TPU / PETG / ABS / ASA / ナイロン | PLA / TPU / PETG / ABS / ASA / ナイロン |
データ転送方式 | WIFI、USB、WLAN | WIFI、USB、WLAN |
対応言語 | 英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、日本語、中国語 | 英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、日本語、中国語 |
※ ELEGOO公式サイト参照
ELEGOO Neptune 4 MAXの特徴【5選】
広い造形エリア
横420mm、奥行420mm、高さ480mmのプリントエリアが確保されています。それにより、大きい形状をプリントすることができたり、小さいものをたくさんプリントすることも可能です。また小さい3Dプリンターだと、モデルをカット(分割)しなければならないところ、これなら一括でプリントすることができます。
Neptune 4 Plus↓も、320×320×385mmと十分広く確保されていますが、それよりもさらに100mm各くらい大きくなっています。
さらにELEGOOでは「OrangeStorm Giga」という、800mm×800mm×1000mmの広いエリアを確保している機種もあります。
高速プリント
最大500mm/sの、超高速プリントが可能になっています。ひと昔前ですと、100mm/s以下が一般的でしたので、それに比べると、かなりのスピードアップになっています。
ただし、デフォルト値は250mm/sとなっています。モデルの形状によっては、最大速度が出せるというわけでは無さそうですので、予め認識しておくと良いでしょう。またフィラメントの種類によっても、低い速度が推奨される場合があります。
300℃の高温ノズル
ノズルは、最大「300℃」、ビルドプレートは「85℃」まで昇温することができます。それにより、高温帯のABS・ナイロンなどのフィラメントもサポートしているようです。
ノズルは真鍮製で、オプションで硬化鋼ノズルに変更することが可能です。
ただし、エンクロージャー(外カバー)が無いタイプですので、冷えによる「反り・剥がれ・浮き」が起きる可能性は考慮しておきましょう。
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また送り機構は、デュアルギアとなっており、ノズル詰まりを軽減させる仕様になっています。
Wi-Fi・LAN・USBで接続可能
Wi-Fi、USB、LANの接続が可能です。ネットワークに接続することで、カンタンにプリントデータを転送することができます。
またWi-Fiで接続すれば、ケーブルレスで運用することができるので、とても便利です。
強力な冷却システム
Neptune 4 MAXは、強力な冷却システムが組み込まれています。まずプリントヘッド部は、両面冷却できる仕組みになっており、広いエリアを満遍なく冷やすことができます。
また、プリントヘッド部の後ろにある「ボールベアリングブロワーファン」があることで、より急速な冷却を行うことができます。
ちなみに冷却システムが弱いと、表面の仕上がりが悪くなる・荒れるという症状が起きてしまいます。仕上がりをこだわりたい方は、この辺も注意しておきましょう。