Phrozen Sonic Mighty Revoってどんな機械? 14Kの高解像度機の特徴をご紹介!

Phrozenより、14Kの光造形3Dプリンターが販売されています

 

この記事では、「Sonic Mighty Revo 14K」を詳しく解説していきます。

 

 

Phrozenについて

Phrozen社は、中国・台湾に製造拠点を置く3Dプリンターメーカーです。

 

光造形3DプリンターにモノクロLCDを初めて導入した企業です。

 

光造形3Dプリンターがメインで、FDM機やレジンなどの材料も販売しています。

 

 

Sonic Mighty Revoのスペック表

「Phrozen Sonic Mighty Revo」のスペック表は、以下の通りです。

 

Sonic Mighty Revo 14K Sonic Mighty 12K Sonic Mighty 8K
ヒーター × ×
空気清浄機 × ×
オートレベリング × ×
プリンターサイズ 35.3 x 34.5 x 51.7 cm 33.7 x 33.7 x 51.6 cm 33.7 x 33.7 x 51.6 cm
重量 18kg 14.3kg
プリント範囲 22.3 x 12.6 x 23.5 cm 21.8 x 12.3 x 23.5 cm 21.8 x 12.3 x 23.5 cm
XY解像度 16.8 x 24.8 µm 19 x 24 μm 28 µm
積層ピッチ 0.01~0.30 mm 0.01~0.30 mm 0.01~0.30 mm
印刷速度 450 層/hr 400 層/hr 400 層/hr
レール デュアルリニアレール
(ボールねじ)
デュアルリニアレール
(送りねじ)
デュアルリニアレール
(送りねじ)
ディスプレイ 5インチ 5インチ 5インチ
フィルム nFEPフィルム nFEPフィルム nFEPフィルム
ストレージ 8GB 3.5GB 3.5GB
スライサーソフト CHITUBOX CHITUBOX CHITUBOX
接続 USB/Wi-Fi USB/イーサネット/Wi-Fi USB/イーサネット/Wi-Fi

 

 

Sonic Mighty Revo 14Kの特徴【8選】

知っておくべき特徴をご紹介致します。

 

14Kの高解像度

sonic mighty revo14k

Sonic mighty revoは、脅威の14Kの高解像度となっています。

 

LCD方式が採用されているため、安価なわりに高精細なプリントが可能です。

 

LCD方式は、テレビと一緒で、四角いマス(ピクセル)がたくさん集まって映像を作っています。この1つ1つのマスが小さいと、より高精細に表現できます。

 

そのサイズは、X軸が「16.8µm」 Y軸が「24.8µm」なっています。

 

前機種のSonic Mighty 12Kは「19 µm x 24 μm」だったため、より細かい表現ができます。

 

ヒーター内蔵

Sonic mighty revoは、ヒーター機能が搭載されています。

 

このヒーターは、レジンバットを直接温めるわけではなく、庫内の温度を維持するために使われるようです。

 

ヒーターをオンにすると、庫内温度が30℃くらいに維持されます。

 

温度が上がれば、樹脂の粘性が変化し、失敗が少なくなります。

 

オートレベリング

Sonic mighty revoは、オートレベリング機能を搭載しています。

 

造形物は、ビルドプレートに1層ずつ定着させますので、フィルムとの距離は、とても大切です。このキャリブレーションが甘いと失敗を起こしてしまいます。

 

Sonic mighty revoは、この作業を自動で行ってくれますので、安心感がありますね。

 

オートレベリングが実行されると、ビルドプレートがバットフィルムに接触するまで自動的に降下し、停止します。そこでZ軸の位置が決定されます。

 

空気清浄機

Sonic mighty revoは、空気清浄機が搭載されています。

 

USBポートに空気清浄機を接続することで、臭いを吸収します。

 

ただし、レジンの臭いを完全に無くすことは難しいので、注意が必要です。

 

残留物検出

sonic mighty revo_異物検出

Sonic mighty revoは、異物を検出することができます。

 

光造形プリンターでは、レジンバット内の底に、失敗した造形物が残ってしまう場合があります。もしそうなってしまうと、次の造形で、必ず失敗してしまいます。

 

そこでSonic mightyでは、もし異物が残っていても、ジョブが停止するようになっています。

 

およそ4mm以上が検知対象になりますので、あまり小さいものは難しそうです。

 

異常検知時の通知

異常を検出すると、エラー情報が通知されます。

 

プリンターがトラブルを検知すると、本体のパネルはもちろんのこと、「Phrozen GO アプリ」にもすばやく通知されます。

 

アプリでは、ジョブの停止も指示することができますので、外出先でも状況を確認できます。

 

LCDスクリーンの交換がカンタン

LCDスクリーンの交換がとてもカンタンに行えます。

 

一般的な3DプリンターのLCDスクリーンの交換は、とても面倒ですが、ところがsonic mighty revoは、とてもカンタンに交換することができます。

 

Phorzen 16Kアップグレードキット

Phrozenは、sonic mighty revo14Kを、16Kにアップグレードできるキットがあります。

 

アップグレードキットを適応すれば、、スクリーン・メインボードを交換するだけで、16Kの高解像度を実現することができます。

 

価格は、290$となっていますね。

 

交換してもそこまで大きな差は無かったという情報もありますが、より最先端高精細なプリントを求めている方には良いかもしれませんね。

 

YouTubeで、本ブログの内容を分かりやすくを解説しています

 

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