Raise3D Pro3ってどんな機械?実際に触ってレビューする

Raise3Dpro3 エクストルーダー部

国内外で評判の高いRaise3Dシリーズの最新機種「Pro3」および「Pro3 Plus」が2021年12月から販売されています。

 

今回はPro3をいろいろ触ることができましたので、「実際のところどうなのか」をレビューをしていきます。

 

プラットフォームプレートがフレキシブルになった

Pro2では曲がらないプレートが使われていましたが、Pro3では「フレキシブルプレート」が採用されています。

 

フレキシブルプレートは、プラットフォームを手で曲げることができ、楽に造形物を剥がすことができます。

Pro3フレキシブルプレート

もうひとつのメリットは「ラフトをあまり使わなくてもよくなった」ことだと思います。

 

今までは造形物をプラットフォームから剥がす際、スクレーパーがよく使われていました。ところがスクレーパーで造形物をキズつけてしまうことも少なくなかったため、保護する意味でもラフトが利用されていました。

 

本製品ではラフトを使う機会が減り、造形物にキズを付けることも少なくなることと思います。

 

ラフトって何?という方は↓の記事も参考にしてください。

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エアーフローシステムを実装

エアーフローシステムとは、「庫内の空気を循環させる装置」のことです。

Raise3D pro3 エアフローシステム

通常PLAなどは、熱の影響を受けやすいため、あえて外気に触れさせる必要がありました。このエアフローシステムを使用することで「庫内を閉め切った状態」でも熱の影響を受けにくくすることができます。

 

安全ルール上、外装カバーをしないと3Dプリンターを使えないという企業も少なくないため、この機能がフィットするところもあるのではないでしょうか。

 

実際に動かしてみたところファンの音が比較的大きいため、静かな場所で使うには気になるかもしれませんが、機能をOFFにすることが可能です。

 

ドア開閉センサー

ドアが開くと「ジョブが一時停止する機能」を搭載しています。

raise3Dpro3 ドア開閉センサー

機能のON/OFFは簡単に行うことができます。安全ルールが厳しい企業では、この機能がないと使用することができないケースもあります。

 

エクストルーダーの着脱が簡単になった

Pro3では「エクストルーダー部の着脱が簡単」になりました。

 

エクストルーダーは高い熱によって部品に大きな負荷がかかります。そのため、メンテナンスが必要な場所のひとつです。

 

↓の赤いレバーを上げることでロックが解除され、エクストルーダーごと引き抜けるようになっています。

Raise3D Pro3 エクストルーダー

実際にやってみましたが、簡単ですね・・。

 

これにより「ノズル不良時の対応」や「違うサイズのノズル交換」が楽になります。

 

エクストルーダーの高さ調整が楽になった

プラットフォームとノズルの高さ調整は、重要な設定項目です。

 

従来までは、シックネスゲージを使って「手動」で調整を行っていましたが、PRO3からは「半自動」で調整できるようになりました。

 

仕組みとしては、↓のように高さの違うテスト線を16本ほどプリントし、波々線(ナミナミ線)になるのは何本目か?というのを指定します。

Raise3Dpro3高さ調整

つまりこれによって「ノズルとプラットフォームの物理的な間隔」を測定することができ、補正を加えることができます。

 

スリープ機能が使える

省エネにも特化されています。

 

造形中に数分間さわらなければ(時間は変更可能)、自動的にパネルやライトをOFFにすることができます。

Raise3Dpro3パネル消灯機能

これで真夜中に機械の明かりが周囲を不気味に照らすということもなくなるでしょう。

 

エクストルーダーが軽い

エクストルーダー部の重量が軽く」なっています。

 

手で↓のエクストルーダー部を手で動かしてみたところ、Pro2よりも軽く移動することができました。

raise3Dpro3 エクストルーダー部

それにより、部品(モーターやベルト・軸など)への負担が軽減されますし、移動の切り替えしをスムーズに行えるため、プリント精度も高くなると感じました。

 

停電復帰機能

停電などにより電源供給が止まっても、続きからジョブを実行させる機能が搭載されています。

 

Raise3D Pro3で実際につくってみた

実際にベンチマーク造形を行いました。

 

↓はテスト造形したみた結果です。

Raise3Dpro3 ベンチマーク造形

窓のブリッジ部や、オーバーハング部がきれいにプリントされていることが分かります。

 

Raise3Dpro3 底面部

底面の文字もきれいに出力されています。

 

ラフト無しで造りましたので、フィラメントの消耗が抑えられるのも嬉しい点でした。

 

Raise3D Pro3をご検討されている方

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地区限定のオンサイト(訪問)保守などもご案内可能です。

 

Raise3D Pro3について

 

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Raise3Dシリーズには「E2」というモデルもあります。

ミラー造形ができるので、生産性の高いプリントを行うことができます。

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