【キラキラホログラム!?】3D転写シート・プラットフォーム・ビルドプレートを使用レビュー!

映える!3Dホログラム転写シート

みなさんは「転写シート」を使ったことはありますか?

 

こんな感じで、ホログラフのように、キラキラした造形物を作ることができます。

転写シート_bambulab_0.2mmノズルでプリント

 

今回は「転写シート」「ホログラム転写」を使ってみました。

 

本記事で分かること

・ 転写シートってなに?
・ 転写シートの使い方
・ 転写シートでプリントしてみた結果

 

動画で視聴する

本ブログは、動画でも視聴することができます。

 

転写シートについて

転写シートは、BambulabやAliExpressで販売されています。

 

Bambulabでは、スチールプレート1枚と、4種類のシートがセットになったものが売られていますのでそれを使います。

Bambulab 公式ストア
created by Rinker

 

それとプリンターがあれば利用することができます。今回はBambulab A1 miniを使います↓

 

転写シートの模様の種類は、シックな感じの「カーボンファイバー」や、キラキラしている「ダイヤモンド」、「ギャラクシー」「スタリー」なんかがあります。

転写シート_bambulab

 

シート自体はこんな感じで、ペラペラしています。

転写シート_bambulab_曲がるペラペラ

 

反対面はシールになっていて、プレートに貼り付けて使います。

転写シート_bambulab_貼り付け

 

シートは消耗品扱いなので、たくさん使うと転写されにくくなります。ただ、20回ほど使いましたが、まだまだ使えそうな感じです。

 

また、スクレーパーで表面に傷がつけると、うまく模様が表現されなくなるので、取り扱いには注意です。

 

あと、使える樹脂は公式サイト上では、PLAとTPUだけになっていますね。

 

転写シートを貼り付けする

それでは、転写シートを貼り付けていきます。

 

まずは、シートを貼るための治具があるので、それを3Dプリントします。

治具データダウンロード

 

ただ先に言っておくと、この治具はBambulab A1には対応していますが、A1 miniには非対応でしたので注意してください。

 

ちなみに、A1だとこんな感じ↓でセットできるので、シートがズレずに貼り付けられます。

 

今回は仕方ないので、角を合わせて空気が入らないように、貼り付けていきます。

転写シート_bambulab_貼り付け

 

スキージーがあると、やりやすいです↓

 

張る前にプレート表面に、アルコールを吹きかけます。油が付着していると、貼り付きが悪くなるので、しっかり掃除します。

転写シート_bambulab_アルコール清掃

 

そこまで難しくないので、丁寧に貼っていけば問題ありませんでした。

 

両面に貼り付けることができるので、好きな模様を貼っていきます。表面には保護テープが貼ってありますので、それを剥がせば完了です。

転写シート_bambulab_両面シート

 

カーボンの表面は「サラッ」としていて、スタリーは「ツルツル」している感じです。模様によって質感が違いますね。

転写シート_bambulab_カーボンシート

 

転写シートにプリントした結果

転写シートでプリントしたものを、順番に見ていきます。

 

とりあえずPLAを使って、いつも通りにプリントしてみます。

 

猫のブックエンドをプリントしてみましたが、すごくキラキラしていてキレイです。

転写シート_bambulab_ブックエンド

 

スタリーシートを使いましたが、光沢が強めです。角度によって色や光り方が変化して、面白いですね。

 

続いてコースターです。こっちもいい感じです。よく見ると造形線も見えますが、この模様のおかげで、目立たなくなっています。

転写シート_bambulab_コースター

 

この造形線は、0.2mmノズルを使うともっと目立たなくなると思います。

 

続いては本のしおりです。Bambulab PLAの青色を使っていますが、キラキラがより目立っていい感じです。

転写シート_bambulab_ほんのしおり

 

続いてはカーボン模様です。

転写シート_bambulab_カーボン

 

PLA+CFという「カーボン入りのフィラメント」を使ってプリントしました。

 

カーボン模様のシックな感じが、カーボンフィラメントとマッチします。男性はこういう模様が、好きですよね。

転写シート_bambulab_カーボン模様

 

では続いて、TPU-95Aというポリウレタンの樹脂を使います。

 

こんな感じで、ゴムのような柔らかい素材です。

転写シート_bambulab_TPUポリウレタン

 

iPhoneのスマートフォンケースを作ってみましたが、どうでしょうか? いい感じに出来てると思います。模様がしっかり転写されています。

転写シート_bambulab_スマートフォンケースiphone

 

実際に、ハメ込んでみるとピッタリ。さらにデザインを加えれば、もっとオリジナルなケースを作ることができそうです。

転写シート_bambulab_スマートフォンケースiphone

 

次はシルクフィラメントを使ってみます。オーナメントを作ってみます。

転写シート_bambulab_シルクフィラメント

 

シルクフィラメントは光沢が強いので、スタリーシートのキラキラ感がとても合いそうです。プリントしてみると、こんな感じ↓

転写シート_bambulab_スタリーシート

 

模様を目立たせたい場合は、白や黄色ではなく、黒や青なんかの暗めの色がいいと思います。

 

続いて、Bambulab A1 miniのノズルを0.4mmから0.2mm系のものに変更してプリントしてみます。

転写シート_bambulab_0.2mmノズル

 

ノズルが変わると、1本あたりのプリント線の幅が変わりますので、見栄えが良くなります。

 

では、0.2mmノズルでプリントしたものです。どうでしょうか? より細い線でプリントしていますので、クオリティがあがりました。

転写シート_bambulab_0.2mmノズルでプリント

 

比較するとこんな感じです。動画だとちょっと見えにくいかもしれませんが、なんとなく分かりますでしょうか?

 

直接見てみると違いがありましたね。こういった小物系は、0.2mmのノズルをお勧めしたいです。

 

続いては、PETGフィラメントで転写プリントしてみます。

 

ちなみにPETGはPLAよりも耐熱や耐久性が高く、使い勝手もかなりいいので、使っている人も多いと思います。PLAとABSの中間に位置するようなフィラメントです。

転写シート_bambulab_PETG

 

プリント結果は、こんな感じで特に問題なさそうでした。

転写シート_bambulab PETG

 

転写シートの注意点

続いては、注意点をご紹介いたします。

 

シートは消耗品

まずは、転写シートは消耗品という点です。公式サイトではシートは「消耗品扱い」としていて、使っていくと劣化していくことが明記されています。

 

劣化すると、転写されにくくなったり、定着力が低下することがあります。そのため、真ん中ばかりではなく、普段使わない端の方も使った方が寿命が伸びます。

 

ちなみに私は、20回くらい使ってみましたが、全然大丈夫でした。

 

シートはキズつきやすい

続いての注意点は、シートに傷をつけないようにするという点です。

 

最近ではスクレーパーを使う頻度は減っていますが、もし使う場合はシートを傷つけないようにする必要があります。

 

こんな感じで雑にスクレーパーを接触させると、傷が入ってしまいます。傷が入ったところは不具合につながるので、注意する必要があります。

転写シート_bambulab スクレーパー

 

スクレーパーは使わないのが1番いいですが、もし使う場合は十分注意しましょう。

 

シートは再利用できない

そして、シートを一度でも剥がすと、そのシートは再利用することはできません。

 

試しに剥がしてみたら、こんな感じでグシャグシャになってしまいました。貼り替える際は、よく吟味してからの方がいいですね。頻繁に使う場合は、もう1枚プレートを用意してもいいと思います。

転写シート_bambulab 再利用できない

 

YouTubeで、本ブログの内容を分かりやすくを解説しています

 

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