
マルチカラーに対応・カーボンが使える、エントリー向け3Dプリンターです。
本記事では、QIDI Q2について詳しくご紹介します。
QIDI Q2 のスペック・仕様
| QIDI Q2 | QIDI Plus 4 | X-Plus 3 | |
| マルチカラープリント (QIDI BOX使用) |
〇 | 〇 | |
| プリントサイズ (幅×奥行き×高さ) |
270×270×256mm | 305×305×280 mm | 280×280×270mm |
| プリンタ寸法 | 402×438×494mm | 505×487×550 mm | 511×527×529mm |
| 重量 | 23.5kg | 27kg | 19kg |
| XY構造 | Core XY | Core XY | Core XY |
| Z軸構造 | デュアル独立 リードスクリューモーター |
デュアル独立 リードスクリューモーター |
ダブルZ軸 |
| 水平調整 | 自動レベリング | 自動レベリング | 自動レベリング |
| プリントヘッド温度 | ≤ 370℃ | ≤ 370℃ | ≤ 350℃ |
| ベッド温度 | ≤120℃ | ≤120℃ | ≤120℃ |
| 最大速度 | ≤600mm/秒 | ≤600mm/秒 | ≤600mm/秒 |
| 最大加速度 | 20000mm/秒² | 20000mm/秒² | 20000mm/秒² |
| ノズル | バイメタルノズル | バイメタルノズル | |
| ノズルサイズ | 0.4mm (0.2/0.6/0.8mmオプション) |
0.4mm (0.2/0.6/0.8mmオプション) |
0.4mm (0.2/0.6/0.8mmオプション) |
| 活性炭エアフィルター | 〇 | 〇 | × |
| チャンバー温度 | 最大65℃ | 最大65℃ | 最大65℃ |
| フィラメント | PLA、ABS、ASA、PETG、TPU、PA、PC、カーボン/ガラス繊維強化樹脂など | PLA、PETG、TPU、ABS、ASA、PC、PA、PA-CF/GF、PET-CF/GF、PPA-CF/GF、PPS-CF など | PLA、ABS、ASA、PETG、TPU、PET-CF、PA12-CF、PC、UltraPA、ナイロン、PAHT-CF、PET-CF、PA12-CF |
| ディスプレイ | 4.3インチ 480×272 タッチスクリーン | 5インチ 800×480 タッチスクリーン | 5インチ 800×480 タッチスクリーン |
| カメラ | カメラ(最大1080P) | カメラ(最大1080P) | |
| タイムラプス | 〇 | 〇 | |
| 接続 | 2.4GHz/5GHz Wi-Fi、イーサネット、USB | Wifi 2.4G/イーサネット/USB | Wifi 2.4G/イーサネット/USB |
| スライサー | QIDI Studio および Orca、PrusaSlicer などのその他のサードパーティ ソフトウェア。 | QIDI Studio および Orca、PrusaSlicer などのその他のサードパーティ ソフトウェア。 | QIDI Studio および Orca、PrusaSlicer などのその他のサードパーティ ソフトウェア。 |
| スライス用のファイル形式 | STL、OBJ、3MF、STEP、STP | STL、OBJ、3MF、STEP、STP | STL、OBJ、3MF、STEP、STP |
QIDI Q2の主な特徴【5選】
低価格

QIDI Q2は、QIDI公式ストアで「499ドル」(およそ73,000円)で購入することができます。Comboだと94,000円くらいです。
チャンバー付きで、マルチカラー可、PPS-CFやPA-CFが使えるという条件で、この価格は安いですね。
ちなみに、ややビルドボリュームが広い「QIDI PLUS 4」は12万くらいします。
関連記事:QIDI Plus 4ってどんな機器?
丁度良いサイズ感

造形エリアは270×270×256mmの広さがあります。
家庭向け3Dプリンターでは、220mm角や256mm角が一般的ですので、それと比べると広い造形エリアが確保されています。
業務向けと家庭向けの中間サイズといった感じですね。
以前より販売されている「QIDI Plus4」という機種は、305×305×280mmと大容量でした。
大きいものをプリントできるのはメリットですが、広い設置場所が必要になりますし、機械を移動する時も大変でした。

その点Q2は、重量が18kgで、決して軽くはありませんが、男1人でなんとか持てるくらいでしたので、QIDI Plus4よりもコンパクトな感じです。
アップグレードされたエクストルーダー

ノズルの上部には、次世代レベリングセンサーを搭載しています。
これまでよりプリント精度が向上しています。
また機構は、コアXY構造になっていて、高速プリントに対応しています。X軸はリニアガイドレールで移動する構造になっています。

Z軸はリードスクリューが左右に1本ずつあり、ガイドシャフトが左右に2本ずつ設置されています。シャフトが多いため、安定した作りになっています。

ベルトは、1.5GTのタイミングベルトが使われています。GTベルトは、バックラッシュも少なく、高精度・低騒音なため、主に産業機械にも使われています。
加えて、「金属製ツールヘッドアセンブリ」、「CoreXYメタルフレーム製」となっているため、安定性があり高い耐久性をもっているようです。
マルチカラー対応のQIDI BOX

QIDI BOXと連携することで、最大16色のプリントをすることができます。
マルチカラープリントはもちろんのこと、それ以外にも次のメリットがあります。
たとえば、庫内を最大65℃まで昇温させることができるため、フィラメントの劣化を予防しながらプリントすることが可能です。
またフィラメントを送り出すギアには、硬化鋼の材料が使われています。それにより、炭素繊維・ガラス繊維のフィラメントにも対応しています。
加えて「NFCインテリジェント認識機能」により、フィラメントを自動で認識してくれます。手動でパラメーターを選択する手間を減らすことができます。
多くのフィラメントが扱える

QIDI Q2は、多くのフィラメントを取り扱うことができます。
この価格で、ここまで多くの種類をあつかえるのは、私の知る限りQIDI Q2だけですね。
その理由は、QIDI Q2のホットエンドは、最大370℃、またビルドプレートは120℃まで昇温できる点。また、65℃のチャンバー機能を搭載しています。
それにより、カーボン・ガラス繊維・スーパーエンジニアプラスチック(PPS-CF)をプリントすることが可能です。
カーボン対応のバイメタルノズル

ノズルはこんな感じになっていて、熱膨張の異なる金属が組み合わさってできているノズルです。熱効率が良く、耐久性の高いノズルになっています。
このノズルは、カーボンファイバーやガラス強化繊維入りのフィラメントに対応しています。
またノズルを取り外しは、フロントカバーを取り外し、レンチを使ってノズルを取り外します。レンチを使う必要はありますが、カンタンにノズル交換をができます。

レンチなどの工具は、本体に同梱されています。

ノズル系は標準の0.4mm以外にも、0.2、0.6、0.8mmがオプションで用意されています。価格は2本入っておよそ4600円くらいです。
臭気対策
QIDI Q2では、フィルターによる臭気対策が行われています。
● G3プレフィルター+ H12 HEPA(99.5%微粒子捕捉)
● VOCと臭気を除去するための活性炭層
● 排気ダクトを備えた吹き出し口(オプション)
また、熱監視システムのあるようで、過熱対策になっているようです。
スマートエコシステム

今後、ホームユーザー向けに、ソフトウェアにも力を入れていくようです。
たとえば、「モートスライス」、「リアルタイム監視」、「ワンクリックタスク送信」ができるようになったり、新しいモバイルアプリを検討しているようです。
またAIカメラを利用した、「リモートライブ監視」、「自動障害検出」、「即時アラート発行」といった利便性の良い機能も実装される予定のようです。



