Creality Printの基本操作・使い方・ダウンロード・インストール方法

Creality製品の一部のプリンターでは「Creality Print」というスライサーソフトを利用することができます。

 

ですが、英語表記だったりして分かりにくいところもあります。

 

そこで今回は、これから始められる方に向けて、ソフトのダウンロード・インストール・基本操作をご紹介していきます。

 

また、CrealityPrintの「便利な機能」もご紹介していますので、以下の記事もご覧ください。

関連記事 : Creality Printの便利機能【9選】(スライサーソフト)

 

説明の中で使用している3Dプリンター

Ender-3 V3 SEは、低価格・高速プリントができるにも関わらず、面倒だった調整を、自動で行ってくれる3Dプリンターです。

 

動画で見る

本記事の内容は、動画で見ることもできます↓

 

Creality Printのダウンロード方法

まずは、ソフトのダウンロード方法をご紹介いたします。

 


①記載したURLにアクセスし、Crealityのサイトを開きます。

https://www.creality.com

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_CrealityWEBサイト

 

②「Support」→「Download Center」をクリックします。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_Crealityダウンロード

 

③該当する機種を選択します。今回はEnder-3 V3 SEを選択します。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_ender-3 v3 seを選択する

 

CrealityPrintと表示されているとこまでスクロールして、「Download」をクリックします。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_downloadボタンをクリック

 

 

Creality Printのインストール方法

引き続き、インストール作業を行っていきます。

 


①ダウンロードしたファイルを実行します。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_インストールファイルをダウンロード

 

②するとウィザードが表示されるので、次へをクリックします。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_ウィザード

 

③同意するをクリックします。次へをクリックします。インストールをクリックします。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_同意する

 

④インストールが終わりましたら、完了ボタンをクリックします。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_完了

 

⑤ソフトウェアを起動させます。該当する3Dプリンターを選びます。今回は、Ender-3 V3 SEを選択します。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_3Dプリンターを選択する

 

⑥ノズルは0.4mmで「OK」ボタンをクリックします。それ以外は選べませんでしたが、プリンター管理から、後でサイズ変更することは可能です。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_0.4mmノズルを選択

 

 

Creality Printの基本操作・使い方

ここからは、基本的な操作方法をご紹介していきます。

 

モデルを開く

モデルを開く方法をご紹介します。

 

①「File」から「Open File」を選択します。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_ファイルを開く

 

②プリントしたいファイルを選択します。開くボタンをクリックすると、モデルが表示されます。

 

③データファイルを、ドラッグ&ドロップすることでも、開くことができます。

CrealityPrintの基礎・ダウンロード・インストール_ドラック&ドロップ

 

モデルのアングル(視点)を変える

①右クリックを押しながらマウスを動かすと、視点を自由に変えることができます。

CrealityPrint_操作説明・使い方_視点を変える

 

②マウスのホイールを、コロコロ回すと拡大・縮小できます。

CrealityPrint_操作説明・使い方_アングル拡大・縮小

 

③また、ホイールを押し込みながらマウスを動かすと、アングルをスライドさせることができます。

 

④この立方体をクリックしても、アングルを変えることができます。真正面真上真横のアングルにしたい場合は使うと便利です。

CrealityPrint_使い方・基本操作_アングルを変える

 

⑤向きに迷った場合は、「家マーク」のボタンをクリックすると、アングルをリセットすることができます。

CrealityPrint_使い方・基本操作_アングルをリセットする

 

⑥ちなみに、このアングルが3Dプリンターを正面から見た時の向きになります。赤、緑、青の原点軸が、左手前にあれば、それが正面となります。

CrealityPrint_使い方・基本操作_正面

 

モデルを移動する

①続いてモデルの位置を移動させる方法です。モデルを選択し、左メニューの「Move(ムーブ)」ボタンをクリックします。

CrealityPrint_使い方・基本操作_Move移動する

 

②移動させたい軸の矢印をクリックしながら、マウスを動かします。正確な位置を必要としない場合はこの方法が便利です。

CrealityPrint_使い方・基本操作_軸をクリックして動かす

 

③元の位置に戻したい場合は「Reset(リセット)」ボタンをクリックします。

CrealityPrint_使い方・基本操作_リセット・元に戻す

 

④また、数値を変更しても、移動させることができます。正確な位置に移動したい場合に便利です。

CrealityPrint_使い方・基本操作_数値で移動する

 

モデルの大きさ・サイズを変更する

モデルのスケール(大きさ)を変更する方法です。

 

①モデルを選択し、左にあるメニューの「Scale(スケール)」ボタンをクリックします。

CrealityPrint_使い方・基本操作_大きさ(スケール)変更

 

②好きな軸をクリックしながらマウスを動かすと、全体の大きさを変更することができます。

CrealityPrint_使い方・基本操作_大きさ(スケール)

 

③スライサーソフトによっては、造形エリアいっぱいまで自動で拡大・縮小できるものがありますが、CrealityPrintでは見つけることができませんでした。

 

④こちらも同様に「Reset(リセット)」ボタンを押すと元の大きさに戻ります。

CrealityPrint_使い方・基本操作_大きさ(スケール)変更のリセット

 

⑤数値を変更しても、拡大・縮小することができます。

CrealityPrint_使い方・基本操作_大きさ(スケール)を数値で変更する

 

⑥「Uniform(ユニフォーム)」のチェックを外すと、均一ロックが解除されます。

CrealityPrint_使い方・基本操作_uniform均一ロック

 

⑦均一解除ロックの、警告メッセージが表示されたら「OK」ボタンをクリックします。

CrealityPrint_使い方・基本操作_uniform均一ロック警告メッセージ

 

⑧すると「任意の軸方向にのみ」拡大・縮小が有効になります。

CrealityPrint_使い方・基本操作_X軸のみ拡大

 

モデルを回転させる

続いて、モデルを回転させる方法です。

 

①左メニューから「Rotate(ローテート)」ボタンをクリックします。モデルの周りがこのような表示になります。

CrealityPrint_使い方・基本操作_回転

 

②回転したい軸のツマミをクリックしながら、マウスを動かします。マウスのボタンを離せば確定されます。

CrealityPrint_使い方・基本操作_つまみをクリックしマウスを動かす

 

③元に戻したい場合は「Reset(リセット)」ボタンをクリックします。

CrealityPrint_使い方・基本操作_リセットボタン

 

④「45℃」ずつ回転するボタンもありますので、必要に応じて使うと便利です。

CrealityPrint_使い方・基本操作_45℃ずつ回転する

 

モデルを複製・コピーする

続いて、モデルを複製する方法です。

 

①モデルを選択し、右クリックをします。その中から「Crone model(クローンモデル)」を選択します。

CrealityPrint_使い方・基本操作_右クリックclone

 

複製したい個数に変更し「YES」をクリックします。

CrealityPrint_使い方・基本操作_clone Number

 

これで複製は完了です。

CrealityPrint_使い方・基本操作_モデル複製、コピー

 

モデルを自動整列する

CrealityPrintには、自動整列の機能があります。

 

①開いているところで右クリックをします。その中から「Select All Model」を選択します。

CrealityPrint_使い方・基本操作_モデルを全て選択

 

②すると全てのモデルが、選択された状態になります。

CrealityPrint_使い方・基本操作_モデルを全て選択

 

③左のメニューから「Layout(レイアウト)」ボタンをクリックします。

CrealityPrint_使い方・基本操作_Layout

 

④「AUTO」ボタンをクリックすると、モデルを自動で配列してくれます。

 

⑤左のメニューにはこの他にも便利な機能はありますが、今回は基本操作がメインですので、次の記事でご紹介したいと思います。

 

パラメーター確認

パラメーター確認を行っていきます。

 

①使用するプリンター、マテリアル(フィラメント)、パラメーターを決めていきたいと思います。今回は元からあるテンプレートを使って進めていきます。

 

②画面右上の「Printer」のプルダウンをクリックし、使うプリンターを選択します。※1台しか使っていなかったり、ノズル径などのプリンター情報を変更していなければ、特に選ぶ必要はありません。

CrealityPrint_基本操作_使い方_プリンターを選択

 

③その下の「Material」のプルダウンをクリックし、使うフィラメントの種類を選択します。多くの場合、最初はPLAを使うと思います。ここでは、Ender-3 V3 SEを使うので、CR-PAを選択します。

CrealityPrint_基本操作_使い方_マテリアル(フィラメント)を選択

 

④「Parameter config(パラメーターコンフィグ)」でテンプレートを選択します。今回は「Normal(ノーマル)」を選択します。

CrealityPrint_基本操作_使い方_パラメーターを選択する

 

⑤「Edit(エディット)」をクリックすると、パラメーターの詳細を確認変更することができます。

CrealityPrint_基本操作_使い方_パラメーター詳細設定画面

 

⑥参考程度ですが、よく変更する項目には、「Quolity(クオリティ)」内の「Layer Height(レイヤーハイト)」や「Speed(スピード)」内の「PrintSpeed(プリントスピード)」などがあります。

CrealityPrint_基本操作_使い方_積層ピッチ、レイヤー値

 

⑦変更や確認が終わったら、「Save(セーブ)」もしくは「Cancel(キャンセル)」をクリックします。ちなみに、「High Quolity(ハイクオリティー)」は、仕上がりが良くなるような、パラメーター値になっています。

CrealityPrint_基本操作_使い方_保存、キャンセル

 

スライス処理・プレビュー確認

スライス処理を行い、プレビュー画面を確認していきます。

 

①右下のスライサーボタンを、クリックします。モデルのデータ量が大きかったり、パソコンのスペックが低い場合はスライス処理に時間がかかることがあります。

 

②しばらくするとプレビュー画面が表示されます。縦のつまみをスライドすると、積み上がり方を確認することができます。

CrealityPrint_基本操作_使い方_スライス処理、

 

③また、横のつまみをスライドさせると、書き順を確認することができます。

CrealityPrint_基本操作_使い方_書き順

 

④スタートボタンをクリックすると、自動再生してくれます。このままだと再生速度が遅いので、プリントスピードのつまみを右にスライドさせると、少し速くなります。

CrealityPrint_基本操作_printspeed

 

⑤プレビュー画面上のモデルは、色分けされているのが分かると思います。

CrealityPrint_基本操作_プリントの場所ごとに色分けされている

 

⑥これは右側に記載されているにプリントする場所によって、色分けされています。例えば黄色であればinfill(インフィル)という場所になります。

CrealityPrint_基本操作_プリントの場所ごとに色分けされている

 

⑦パラメーター設定で、Infillのスピードを変更すると、この黄色の部分の速度を変えることができます。このように細かい場所の微調整をしたい場合は、どの項目に該当するかを確認することをお勧めします。

 

⑧また、戻りたい場合は「Prepare(プリペア)」ボタンをクリックすれば、プレビュー前の画面に戻ることができます。

CrealityPrint_基本操作_prepare

 

Gコード保存・プリント実行

Gコードデータ保存と、プリント実行をご紹介いたします。

 

①プレビューで問題がなければ、画面右下の「Export to LOCAL(エクスポートトゥーローカル)」ボタンをクリックします。

CrealityPrint_基本操作・使い方_Local Export

 

②ちなみに「LAN Printing(ランプリンティング)」ボタンは、Creality K1などの「無線Wi-Fi」や「ネットワーク」に対応した3Dプリンターの場合に使います。

CrealityPrint_基本操作・使い方_LAN Printing

 

③パソコンにSDカードを挿入します。認識されたSDカード内にデータを保存します。

CrealityPrint_基本操作・使い方_Gcodeを保存する

 

④SDカードを3Dプリンターにセットして、印刷を行います。

CrealityPrint_基本操作・使い方_SDカードをセットする

 

テストデータ(gcode)サンプルデータ

YouTubeで、本ブログの内容を分かりやすくを解説しています

 

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