そこで今回は、造形のコツをまとめましたのでご覧ください。
<この記事で分かること>
・積層ピッチを薄くする
・外壁の数を減らす
・速度を遅くする
・流量を減らす
①ノズル径を小さくする
ノズル径とは、フィラメントを排出するノズルの直径のことです。
よって、一般的なノズル径は0.4mmではなく、0.2mmのものを使用します。
0.2mmノズルを使用すると、表面の造形線が目立たなくなる効果もあります。
ちなみに0.2mmノズルは、インターネットでも安価に購入することができます。
高性能な機械で0.2mmノズルを使うと、超キレイにプリントできます。こちら↓の記事も参考にしてください。
関連記事:Bambulab A1 mini 0.2mmノズルを使えば、超キレイにプリントできる
②積層ピッチを薄くする
積層ピッチとは、1層あたりの厚みとなります。
下図をご覧下さい。
そこで下図のように、0.2mmノズルを取り付けた場合は、0.1mmの積層ピッチに変更します。
そうすることで、安定してテーブルに接着させることができます。
③外壁(shell・シェル・壁の厚さ)の数を減らす
精密な造形をする場合は、外壁(shell・シェル・壁の厚さ)の数を調整すると非常に有効です。
外壁(shell・シェル・壁の厚さ)の数とは?
外壁の数(shell・シェル)とは、造形物の外側に書く輪郭(壁)の枚数です。
下図をご覧ください。
右の図は、外壁が4枚でスライスした場合の例となります。
外壁(shell・シェル・壁の厚さ)の役割
主に下記のとおりです。
- 見栄えに影響する
- 強度に影響する
外壁を1枚に設定する
小さくて精密な造形を行う場合は、外壁を1枚にすることをおすすめします。
下記の画像を見て下さい。
これは、外壁を2枚で造形したネジです。
これは、うすい壁を無理やり2本線で造形したことで発生してしまった例です。
下記の画像は、外壁を1枚(1本)で造形したものです。
ダマにならずに綺麗に造形できていることが分かります。
④速度を下げる
すでに説明しましたが、小さい造形物をつくる場合は、小さいノズル径のものを使います。
実は樹脂によっては、速度を落とさないとノズル詰まりの原因になることがあります。
そこで、0.2mmノズルの場合は、下記を目安にしてみて下さい。
- 外壁:15mm/s
- 内壁:15mm/s
- INFILL:25mm/s
⑤流量を下げる
流量とは、ノズルから排出する量です。
そして、きれいに仕上げるには、目に触れる部分の流量を下げます。
基本的には、100%で良いですが、樹脂によっては97%等に変更します。
まとめ
項目 | |
① | ノズル径を小さくする |
② | 積層ピッチを薄くする |
③ | 外壁の数を減らす |
④ | 速度を減らす |
⑤ | 流量を下げる |
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