3Dプリンターの後処理で、こんなお悩みはありませんか?
・ サポート材が取りにくい。
・ バリ取りってどんな工具を使ったらいいの?
今回は、「TSUNODA製 エッジニッパー MEN-115」を使ってみましたので、レビューします。
もし上記のようなお悩みがありましたら、一読してください。
TSUNODA製 エッジニッパー MEN-115とは?
精度が高く、安定した工具をご提供されています。
① | 全長 | 114mm |
② | 重量 | 60g |
③ | 素材 | 特殊合金製 |
ニッパーはどんな時に使うの?
① バリの除去
3Dプリンターで言うバリとは「プリント中にできた、出っ張りや突起物」のことです。
主に↓のような原因で発生します。
・ ノズルから多く排出された。
・ 層の書き出し地点。
↓バリの例です。ポツポツができています。
このようなバリは、ニッパー等で取りのぞきます。
↑バリはよく発生します。ていねいに除去する必要があります。
② 糸引きの除去
糸引きとは、垂れた樹脂をひっぱって起きる糸状のものです。
↑ひどいと、このようになってしまいます。
線がほそいため、大きなニッパーだとカットしにくいです。
③ サポートの除去
サポートとは、「中に浮いた部分に建てる支柱」のことです。
↑プリントが終わってしまえば、サポートはいりませんので取り外します。
サポートをうまく剥離できないときに、精密ニッパーを使います。
↑スキマに差し込むので、先端の鋭さが求められます。
④ フィラメントのカット
フィラメントの先端を、鋭利にする場合に使います。
フィラメントの先端をナナメにカットしておくと、エクストルーダーの挿入口にスムーズに入れることができます。
ニッパーの問題点
① せまい場所に入らない
大きいニッパーは、小回りが利きません。
せまいところに入れようとして、造形品を破損させてしまうことがあります。
後処理では、大きいニッパーは特に不要です。
② 刃のかみ合わせが良くない
刃のかみ合わせが良くないニッパーがあります。
↑先端の刃がかみ合っていません。
この微妙なズレのせいで、「小さいバリ」や「糸引き」をカットすることができません。
③ 切れ味がわるい
切れ味が悪いと、やはりバリが残ってしまいます。
かたい樹脂をカットする際は、切れ味がたいせつです。
④ サビやすい
しばらく使っているとサビてしまうことがあります。
すると可動部の動きが悪くなり、ストレスがかかってしまいます。
エッジニッパー(ツノダMEN-115)の特徴
① バリが残りにくい
フラットな刃になっているので、細かいバリまでカットが可能です。
↑面にしっかりあたるので、バリが残りにくいです。
② 切れ味がいい
プラスチック樹脂の他にも、ハリガネや銅線、真鍮をカットすることができます。
↑切れ味が良いため、耐久性も高くなります。
③ 先端のストロークが長い
ストロークがすこし長くなっています。
そのため、奥まったところにあるバリなどが除去しやすくなります。
④ バネ付き
戻りバネが付いているので、手へのストレスが軽減されます。
↑連続した作業するときに助かります。
⑤ 横ブレ防止ピン
ピンが付いており、カットする際のブレを防止してくれます。
今回ご紹介した商品について
後処理で使うニッパーによって「造形物の仕上がり」に大きく影響します。
今回ご紹介したような工具を、ぜひ使ってみて下さい。
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