3Dプリンターを選ぶときに、このような疑問・不安はないでしょうか?
・ どれを買おうか迷っている。
これから3Dプリンターを選ぶという方は、機械の情報やノウハウを知っておきたいですよね?
私自身は、業務向け3Dプリンターのサポート・保守・アドバイスを職業としております。この記事では、Ender-3 S1の購入のポイントをまとめていますので、参考になれば幸いです。
Ender-3 S1について
企業でももちろん使えますが、筐体のサイズがコンパクトなため、家庭でよく使われます。価格は4万円から6万円程度で購入できますので、入門機としては最適です。
↓SK本舗さんでは「特別サポート」を付けることができますので、これから始めたいという方でも安心して使うことができます。
搭載されている最新機能
① 補助レベリングセンサー
補助レベリングセンサーがあることで、ノズルとテーブルとの「高さ」を自動で測定くれます。このおかげで、「テーブルを平面に保って」くれます。
従来の3Dプリンターは「テーブルの平面を、手作業だけで調整」していました。もちろん手作業で調整もするのですが、Ender-3 S1は「ソフトウェア的な補正」もかけることができます。
つまり精度を維持しやすいというメリットがあります。
② フレキシブルプレート
プラットフォームテーブルは、フレキシブルプレートになっています。↑の写真のように手で曲げることができるので、テーブルを傷つけることなく、造形物を取りはずすことができます。
従来の3Dプリンターでは、硬いプレートが使われていたため、造形品をはがすのにスクレーパーなどの工具を使用していました。それによりケガをしてしまったり、造形品にキズがつきやすくなっていました。
私もスクレーパーで手を切ってしまったことがあります。できることなら危ない物を使いたくありません。
③ フィラメント切れセンサー
材料となるフィラメントを完全に使い切ってしまうと、自動で一時停止してくれます。
従来の3Dプリンターでは、自動停止してくれなかったため、材料が切れると、全てが水の泡になってしまいました。何十時間もかけてプリントしたものがそうなっては、泣くしかありませんよね。
④ 静音
3Dプリント中は「静か」です。Ender-3 S1は、外装カバーがないため、動作音やファンの音はしますが、50dB以下となっています。
一昔前の3Dプリンターであれば、大きい音をしていたものと比較すると改善されています。
⑤ 停電再開機能
プリント中に、停電が起きたり、コンセントが抜けてしまっても途中からプリントを再開させることができます。
全てのプリントが台無しということを回避できるので、非常に助かる機能です。
Ender-3 S1をおすすめしたい理由
私のサイトでも、組み立て時のフォローやトラブルシューティングの記事をご紹介しています。このように情報数が多いと、購入後の不安を軽減することができます。
ここからは、この機種のメリットと共に、ノウハウの一例をご紹介していきます。
① 組み立てが簡単
組み立てが簡単です。
購入後は、ご自身で組み立てる必要がありますが、組み立て時間は15分~30分程度で終えることができます。スライサーソフトのインストールなども加えると、60分程度でプリントまでいけると思います。
↓では、具体的なセットアップレビューをご紹介しています。
近年では、安価な3Dプリンターが販売されるようになってきました。 安いと言っても最新の機能が使えたり、精度も向上しているので驚かされる一方です。 そこで今回は、Creality Ender-3[…]
② ABSフィラメントが使える
ABSというフィラメントを使うことができます。
PLAしか使えないという3Dプリンターも販売されていますが、Ender-3 S1は「加工や研磨」などに向いているABSフィラメントを使うことができます。今は研磨や加工なんてしないと思っていても、先々は分かりません。利用幅のある機械を選んでおいて損はないでしょう。
また、ABSフィラメントを使ってキレイにプリントする方法もご紹介しています。
家庭向け3Dプリンター「Ender-3」で、こんな症状に困っていませんか? ・ ABSでプリントすると、テーブルから剥がれる。 ・ ABSでプリントすると、表面が荒れる。 もしかすると「Creality S[…]
③ ABSで大きいモデルも・・・
ABSフィラメントで、大きいモデルもプリント可能です。
基本的に、ABSで大きいモデルをプリントするのには向いていません。ですが、調整値しだいでは、高レベルの精度でプリントすることができます。
そのあたりのノウハウも↓にまとめています。
家庭向け3Dプリンター「Creality Ender-3」で、こんな症状に困っていませんか? ・ ABSで大きいモデルをプリントすると、テーブルから剥がれる。 ・ ABSで大きいモデルをプリントすると、クラック(積層割れ)がおき[…]
④ TPUフィラメントが使える
TPU(エラストマー)と呼ばれる「ゴム性質のフィラメント」を使うことができます。
それにより、たとえば「机の角カバー」や「コースター」などのようにクッション性のある作品を作ることも可能です。
こちらもTPUの造形のコツをご紹介しています↓
家庭向け3Dプリンター「Creality Ender-3」で、こんな症状に困っていませんか? ・ ゴム(TPU)でプリントした際、オーバーハング部が荒れてしまう。 ・ ゴム(TPU)でプリントした際、糸引きが発生してしまう。 […]
⑤ サポート付きのTPU造形のコツ
サポートと呼ばれる「支柱」を使うことにより、精度の良い作品を作ることができます。
しかしながら、サポート機能を使うには調整の難易度がやや高めです。
このあたりの造形のコツもご紹介しています↓
家庭向け3Dプリンター「Creality Ender-3」で、こんな症状に困っていませんか? ・ サポートが必要なTPU(ゴム)のプリントに失敗する。 ・ サポートがモデルから、はがれない。 ・ サポートがあった部分のクオリテ[…]
⑥ サポート部があるモデルの底面をキレイに出力するコツ
サポート機能を使うと、モデルの底面が荒れやすくなります。
このあたりの造形のコツもご紹介しています↓
家庭向け3Dプリンター「Ender-3」で、こんな症状に困っていませんか? ・ サポートと接しているモデル部分が、荒れている。 ・ 1層目の仕上がりが良くない。 もしかすると「Creality Slicer[…]
⑦ 底面のキレイにプリントするコツ
テーブルと接触する底面部を、キレイにプリントするにも、調整のコツが必要です。
このあたりの造形のコツもご紹介しています↓
3Dプリンターでプリントする際は、スライサーソフトを使いますよね。 Ender-3という家庭向け3Dプリンターでは「Creality Slicer」というスライサーソフトが使われます。 今回は[…]
⑧ サポートを剥がしやすくするコツ
未調整状態だと、サポートが取れないなんてこともあります。
調整しだいでは、モデル底面の精度を維持しながら、サポートを楽に取ることも可能です。
このあたりの造形のコツもご紹介しています↓
家庭向け3Dプリンター「Ender-3」で、こんな症状に困っていませんか? ・ サポート材がうまく剥がれない、剥がしにくい。 ・ 剥がれたとしてもモデル部の仕上がりが悪い。 もしかすると「Creality […]
⑨ 調整力の高いスライサーソフト
以上のように、レベルの高い調整を行えるのは、CrealitySlicerというスライサーソフトのおかげです。
そんなCrealitySlicerの基本的な使い方を↓にまとめましたので、参考にしてみて下さい。
Creality Slicerについて、こんなお悩みはないでしょうか? ・ 基本的な操作方法を知りたい。 ・ 使い方を知りたい。 本記事では、3Dプリンターで使う「Creality Slicer」というソフ[…]
⑩ 手軽に購入できる
Amazonのプライムデーや楽天スーパーセールなどで、通常よりも安く購入できることがありますので、うまく活用すると良いです。
保守・保証サービス店について
① SK本舗
販売のみならず、サポートサービスを展開している国内販売店です。
② サンステラ
こちらも販売のみならず、サポートサービスを展開している国内販売店です。