今回は、3Dプリンターで使う「スクレーパーの選び方」についてまとめましたので、少しでも参考になれば幸いです。
- スクレーパーとは?
- スクレーパー選びのポイント
- おすすめスクレーパーのご紹介
3Dプリンターで使うスクレーパーとは?
一般的にスクレーパーは、汚れや塗装を「剥がす」「削る」という用途に使われますが、3Dプリンターではどのように使われるのでしょうか?
簡単にはがれるものじゃないの?と思われるかもしれませんが、実際のところは、設定や樹脂の違いによってくっ付き具合にバラツキがあります。
スクレーパー選びのポイント
3Dプリンターのスクレーパー選びには、いくつかのポイントがあります。
①刃先の厚み
この「刃先の厚み」が一番重要な項目です。
刃先の厚みとは下記の写真の部分です。
では薄ければ薄いほどいいの?と思うかもしれませんが、注意が必要です。
ホームセンターで売っているスクレーパーは1mm以上のものがあるので、購入する際は注意しましょう。
②ストロークの長さ
ここで言うストロークの長さとは、先端から付け根までの長さのことを言います。
なぜ大切かと言うと、面積の広い造形物を剥がすときに必要になります。
もし広い造形物がテーブル全体に張り付いてしまった時は、3cmくらいの短いストロークだと中心地まで届きませんよね?
③グリップ力
冒頭でもご説明した通り、スクレーパーを使うときは、張り付いた時です。
よって力の入れやすいグリップの物を選ぶようにしましょう
④素材
スクレーパーには、いくつかの素材の違いがあります。
- ステンレス製
- ゴム製
- プラスチック製
- シリコン製
など
ゴムやプラスチック製のスクレーパーは、キズを付けにくいという利点がありますが、刃先が厚いことが多くなります。
おすすめスクレーパー
バランスの取れたスクレーパー【3Dプリンタースパチュラツール】
小さい造形物向け【ニトムズ テープはがしカッター ホワイト T0860】
大きい造形物には向きませんが、小さい物を剥がすには問題ありません。また価格が安いのも魅力ですね。
オルファ(OLFA) スクレーパーL型 35LB
まとめ
項目 | 説明 | |
① | スクレーパーとは? | 完成した造形物をプラットフォームテーブルから剥がすアイテム |
② | スクレーパー選びのポイント | ①刃先の厚さ ②ストロークの長さ ③グリップ力 ④素材 |
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