結局どれがいいの?【Mars 4・Ultra・DLP・MAXの特徴や違いを比較】

mars 4 違い・比較レビュー
ELEGOO社から、光造形3Dプリンター「Mars 4 シリーズ」が販売されています。

 

4機種もラインナップされているため、結局「どれを選べばいいの?」と思う方もいるかと思います。

 

そこで本記事では、分かりやすく比較をしていきたいと思います。

 

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1.解像度の違い

 

以下の表は、機種ごとに「解像度」を比較したものです。

Mars 4 Ultra Mars 4  Mars 4 DLP Mars 4 MAX Mars 3 Pro
解像度(px) 8,520×4,320 8,520×4,320 2560×1440 5,760×3,600 4,098×2560
XY解像度 18μm 18μm 52μm 34μm 35μm

※XY解像度は、値が少ないほど高精細。

 

Mars 4 UltraとMars 4は、9K(8,520px×4,320px)で、XY解像度は、18×18μmとなっており、細かいディテールにこだわるのであれば、Mars 4 UltraとMars 4が良いと思います。

 

またMars4 Ultraのパネルには、9Hという高度の高い強化ガラスが使われているので、高い耐久性をもっています。

 

少し余談ですが、この9Hというのは、9H鉛筆(えんぴつ)で擦ってもキズが付かないという指標になっており、スマートフォンのフィルムなどでも多く使われています。

 

2.印刷スピードの違い

レジンバットに貼られているフィルムには、「EFPフィルム」や「PFAフィルム」といった種類があります。

 

その中でもMars 4 Ultraでは、「ACFフィルム」という最新のものが使われています。ACFフィルムは高価ですが、高速プリントと相性が良く、寿命が長いという特徴があります。

 

以下は標準搭載フィルムです。

Mars 4 Ultra    Mars 4 Mars 4 DLP Mars 4 MAX Mars 3 Pro
フィルムの種類 ACFフィルム PFAフィルム FEPフィルム PFAフィルム FEPフィルム

 

ACFフィルム搭載に加えて「ファストレジン」という材料を使うことで、最大150mm/Hの高速なプリントをすることができます。それにり、プリントに3~4時間ほどかかっていたものが、1時間程度で完成します。

 

通常1層硬化させるのに3秒ほどかかりますが、ファストレジンであれば1.5~2秒ほどで硬化することができます。Mars4 Ultraであれば、ぜひ使ってみたい材料です。

 

またMars 4 DLPは、面で光をあてて造形していきます。そのためプリントスピードが速くなります。

 

3.造形エリア・外装サイズの違い

以下は、外装サイズとプリント範囲の比較表です。

Mars 4 Ultra Mars 4 Mars 4 DLP Mars 4 MAX Mars 3 Pro
外装サイズ
(mm)

(L)(W)(H)
227×227×443 227×227×438 230×246×453 230×246×453 227×227×438
最大造形エリア
(mm)

(L)(W)(H)
77×156×165 77×156×175 74×132×150 122×195×150 89×143×175

造形エリアが広いのは、「Mars 4 MAX」となります。大きいものを作る方におすすめです。

 

またMars 4 UltraやMars 4は、コンパクトなサイズのため、置き場所には困りにくいです。ご家庭などの、スペースが限られた場合にお勧めです。

 

4.データ通信方式の違い

 

データの転送は、Wi-Fiを使ったり、USBメモリを使うのが一般的です。以下は機種ごとの比較表です。

 

Mars 4 Ultra Mars 4 Mars 4 DLP Mars 4 MAX Mars 3 Pro
通信タイプ Wi-Fi、
USBメモリ
USBメモリ USBメモリ USBメモリ USBメモリ

 

Mars 4 Ultraは、Wi-Fiで通信することが可能です。2.4Ghz帯と5Ghz帯に対応しているので、環境に応じてネットワークを利用することができます。

 

USBメモリを使ってデータ転送することもできますが、Wi-Fi経由の方が手間をかけずに転送することができます。

 

 

5.ビルドプレート安定性の違い

 

ビルドプレートを固定するネジは、「2本か4本」で留めます。以下の表は機種による違いです。

 

Mars 4 Ultra Mars 4 Mars 4 DLP Mars 4 MAX Mars 3 Pro
ネジ数 4本留め 2本留め 2本留め 2本留め 2本留め

 

Mars 4 Ultraは、ネジ4本でがっちりと固定できるので、高さ調整の頻度を減らすことができます。

 

6.光源の違い

使われている光源は、機種によってことなります。以下は機種ごとの表です。

Mars 4 Ultra Mars 4  Mars 4 DLP Mars 4 MAX Mars 3 Pro
光源タイプ COB光源+
フレネルコリメートレンズ
COB光源 DLP方式 COB Refraction フレネルレンズコリメータ

 

COB光源は、チップオンボードの略で、基盤にLEDチップが直接取り付けられています。広範囲に光を照射できる特徴があるので、満遍なく光を届けられ、影ができにくくなります。

 

さらにMars4 Ultraでは「フレネルコリメーティングレンズ」が使われており、光の焦点を合わせる役割をもっています。Mars4 では、COB光源のみとなっています。

 

7.価格の違い

以下は、機種ごとの価格表です。SK本舗さんの価格を参考にしています。

Mars 4 Ultra Mars 4 Mars 4 DLP Mars 4 MAX
販売価格(税込み) 55,100円 45,600円 114,000円 66,310円

※価格は参考値となります。変動する可能性があります。

 

価格が一番安いのは、Mars 4となります。この値段にも関わらず、高解像度でプリントすることができます。またサイズはコンパクトなので、入門者やご家庭で使うにはぴったりです。

 

性能と値段を考えると、Mars 4 Ultraはとてもコストパフォーマンスが良い機器です。

 

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