Creality では、以前10周年イベントが開催され、以下の製品の情報が公開されていました。
・Ender-3 V3 Plus
・HALOT-Mage S
マルチカラー化や、Ender-3 V3の高速化など、さらに時代に沿った機能を搭載するようです。
今回は、「Creality K2 Plus」の主な機能をご紹介します。
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Creality K2 Plusの主な特徴
詳細スペックは以下の通りです。
製品名 | K2 Plus Combo |
方式 | FDM |
ビルドボリューム | 350mm×350mm×350mm |
K2 Plus 寸法 | 495mm×515mm×640mm |
K2 Plus Combo 寸法 | 612mm×582mm×916mm |
重量 | 33.5kg |
K2 Plus Combo 正味重量 | 38.5kg |
K2 Plus Combo 総重量 | 54kg |
印刷速度 | 600mm/s |
加速度 | 30,000mm/s2 |
印刷精度 | 100mm±0.1mm |
レイヤーの高さ | 0.01mm~0.3mm |
押出機(エクスとルーダー) | Apus dual-gear direct driveextruder |
フィラメント直径 | 1.75mm |
ノズル径 | 0.4mm |
ノズル温度 | 最大350℃ |
ヒートベッド温度 | 120℃ |
チャンバー温度 | 最大60℃ |
ビルドプレート | フレキシブルビルドプレート |
レベリングモード | Anti-tilt autoleveling |
ファイル転送 | USBドライブ/イーサネット/Wi-Fi |
定格電圧 | AC100 240V 50/60Hz |
表示画面 | 4.3インチカラータッチ画面 |
定格出力 | 1200W |
フィラメント | PLA/ABS/PET-G/PA-CF/PET-CF |
監視AIカメラ | 有り |
キャリブレーションAIカメラ | 有り |
フィラメント揺れセンサー | 有り |
フィラメント自動バックアップ | 有り |
フィラメントもつれセンサー | 有り |
空気清浄機 | 有り |
入力整形(Gセンサー) | 有り |
照明キット | 有り |
自動ベッドブリッジ較正 | 有り |
スライスソフトウェア | CrealityPrint 5.0 |
MASフィラメントスプール | 4【シングルCFS】 |
アクティブチャンバーヒーター | 有り |
UI言語 | 英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、イタリア語、トルコ語、日本語、中国語 |
RFIDフィラメント | オプション |
サポートファイルフォーマット | Gcode |
CFS | 有り |
上記スペックを元に内容をご紹介していきます。
① サイズ・ワークサイズについて
「ビルドプレート」は350mm×350mm×350mmと、とても広いワークサイズになっています。業務用3Dプリンターでも300mm角が一般的ですので、それより広いのは驚きです。これだけ広いと、分割造形する必要がなくなるケースも多々あるのではないでしょうか。
またComboの「寸法サイズ」は、612mm×582mm×916mmと結構大き目です。特に高さがありますので、計画的に置き場所を決めておく必要があります。「重量」は、56kgありますので、身近なものだとデジタル複合機、大型プリンターくらいの重さがあります。業務用レベルの重量感です。
② 出力温度について
「ノズル温度」は、最大350℃、ヒートベットは、120℃まで出力可能です。またヒートチャンバーが60℃まで出力できるので、PA(ナイロン系)・カーボン系のフィラメントを使うことができます。マルチカラーだけではなく、扱えるフィラメントの種類の幅がかなり増えています。
③ CFS(Crealityフィラメントシステム)
4つのフィラメントを制御するシステムです。RFIDタグが使われていていて、色や素材などを識別することができるようです。もしこの機能があると、スライサーソフトでのフィラメントのパラメーターなどの面倒な設定が省けていいですよねー。どんな感じなのか期待したいです。
また、フィラメントを4巻セットすることができ、並列接続すれば、最大16色のプリントをすることができます。
④ AIカメラ搭載
・「AIカメラ」標準搭載なので、タイムラプスやAI検知もいけそうです。・「フィラメント自動バックアップ」というのが気になりますが、
⑤ アクティブチャンバー機能
チャンバー機能が搭載されるようです。チャンバーとは、庫内の空間温度を上げることができる機能です。ヒーターが内蔵されるので、それに伴って、温度・湿度管理も行えます。
他社さんではありますが、チャンバー有りと無しでプリントした例です。
※ABSフィラメント使用例
チャンバー有りと無しでは、反り具合に大きな違いがありましたので、効果に期待が高まります。
庫内の温度を上げることができれば、冷えによって起きる「剥がれ」や「割れ(クラック)」「表面の仕上がり」に効果があります。主に、ABSやASA・PC・PAなどの、温度帯の高いプラスチックを使う場合に向いています。
その他の機能
Plusということもあり、造形サイズは最大「350mm×350mm×350mm」までプリントすることができます。また、次世代の押し出し(ロード・アンロード)を自動で行うことができ、オートレベリングも搭載されていますね。