作って売りたいに使えるおすすめフィラメント【ものづくり販売】

3Dプリントしたものが、なかなか売れないというお悩みはないでしょうか?

 

近年では、作ったものを販売するという人が増えています。そのため、他の人と差別化がむずかしくなってきました。

 

そこで本記事では、「販売力につながるフィラメント」「プリント方法」をご紹介しています。

 

3Dプリントしたものが売れる時代

近年では「3Dプリントしたものが売れる時代」になってきました。

 

その理由は、3Dプリンターが低価格化していることに加え、個人で販売できるサービス(ネットショップやメルカリ)が普及したためです。つまり、ものづくり販売を始めやすくなったということです。

 

たとえば3Dプリンターは、「2万円台」から買えるようになりましたし、ネットショップは「初期費用無料」で開設することもできます。そこまでリスクが高くないので、初めての方も手を出しやすいです。→ 【Amazon】 公式 Creality 3D Ender 3 3Dプリンター

 

このようにハードルは低くなっていますが、ライバルも多くいます。今後は、差別化を図るための工夫が必要になっていくでしょう。

 

単調ではアピールしにくい

単調な商品ばかりでは、購入者に響きにくいです。

 

なぜならば、買ってもらうには「選ばれる必要」があります。狙った購買層にささらなければ、選んでくれません。

 

たとえば、クッキーの型を使う人は、女性が多いです。それにも関わらず、黒ばかりの商品では多くは販売できません。もちろん単調な色がダメというわけではなく、より狙った人へアピールするためにはバリエーションが必要です。

 

つまり、購買層をイメージし、それに合ったバリエーションで製作するというのがとても大切です。

 

どんなバリエーションがあるの?

近年では、フィラメントのバリエーションがとても増えてきました。ここでは「7つ」ご紹介します。

 


① 多色(レインボー)PLAフィラメント

1点目は「多色(レインボー)フィラメント」です。

 

フィラメントに、複数の色を混ぜているので、カラフルな作品を作ることができます。また、継ぎ目がなめらかですので、自然なカラーを表現することができます。

 


② マット調フィラメント

2点目は「マット調のフィラメント」です。

 

一般的なPLAフィラメントは、光沢感がでます。これがマイナスポイントとなってしまうことがあります。たとえば↓の写真のように木質はマットな感じがでています。手づくり感をアピールしたい場合は、このような素材を使うと良いでしょう。

PLAと木質の違い

 

【関連記事】  木質(木材)フィラメントとは?おすすめ商品もご紹介

 

またPLAフィラメントでも、光沢をおさえたマットなものが販売されています。

 


③ PETGクリアフィラメント

3点目は「PETGクリアフィラメント」です。

 

PETGは、透明度の高いフィラメントを使うことができます。光を透過させれば、幻想的なランプシェードなどをつくることができます。PLAのようにプリントがしやすい樹脂です。

 

【関連記事】  PETGフィラメントの特徴とは?

 


④ パステルカラー(中間色)フィラメント

4点目は「パステルカラーフィラメント」です。

 

青、赤などのような原色ではなく、中間調のフィラメントです。柔らかい印象を与えることができます。小物やクッキーの型などに使うと良いでしょう。

 


⑤ ラメ入りフィラメント

5点目は「ラメ入りフィラメント」です。

 

ラメが入っているので、キラキラした仕上がりになります。オーナメントや、女性・子供をターゲットとした小物などに使うと良いでしょう。

 


⑥ シルクフィラメント

6点目は「シルクフィラメント」です。

 

強めの光沢感がほしいときには、シルクフィラメントがおすすめです。注目を集めることがができますので、フィギアや置きものに向いています。色によって光沢具合が違いますので、注意が必要です。

 


⑦ 2色プリントする

7点目は「2色プリントする」です。

 

1色増やして2色でプリントする方法です。基本的にFDM方式の3Dプリンターでは、1色でしか出力することができません。ですが、工夫をすれば2色でプリントすることができます。

2色造形・プリント

 

たとえば、以下のような方法があります。

・ 途中で一時停止して、違う色に変える。
・ デュアルノズルのプリンターを使う。

 

それなりに手間や経験値が必要になりますので、慣れている方向けになります。

 

【関連記事】  2色造形のやり方・注意すること

 

販売するときの注意点

今回はPLAのフィラメントを多くご紹介しましたが、「3つ」ほど注意点がありますので、ご説明します。

 


① 耐衝撃性が低い

1つ目は「衝撃に弱い」という点です。

 

PLAは、ABSフィラメントよりも粘り気が少ない樹脂のため、強い衝撃を加えると「割れてしまう」ことがあります。

 

充填率や流量を上げてプリントすれば、ある程度は頑丈にすることはできます。ですが販売する場合は「衝撃が加わってしまわないか?」を想定してしておく必要があります。

 

【関連記事】  とにかく頑丈なものを造形する5つのコツ

 


② 耐久性が低い

2つ目は「耐久性が低い」という点です。

 

たとえば、温度、湿度、日あたりなどの環境によって変色したり、脆くなってしまう可能性があります。

 

商品は「屋外で使わないか?」「劣悪な環境で使わないか?」という点を想定しておく必要があります。販売時には明記するなどしておくと良いでしょう。

 


③ 耐熱性が低い

3つ目は「熱に弱い」という点です。

 

PLAは熱に弱いため、およそ60℃前後で、柔らかくなりはじめます。

 

コンロの近くで使わない」「熱湯に入れない」などの想定をしておく必要があります。

 

動画で見る

動画でも色々なPLAフィラメントをご紹介しています↓

YouTubeで、本ブログの内容を分かりやすくを解説しています

 

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